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2018/10/25

ギブソンのヘンリー・ジャスキヴィッツCEO が退任、後任はリーバイスの元ブランド責任者に決定


ギブソンが2018年11月1日より、リーバイスでブランド責任者を務めていたJames "JC" Curleigh (ジェームズ・カーレイ) 氏を社長兼CEO に迎えると発表しました。

同時に投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ (KKR) の出資を受けて同社の傘下に入り、経営陣も一新します。



(自動チューナーを解説する在りし日のジャスキヴィッツCEO)

前任のヘンリー・ジャスキヴィッツCEO は、1986年に倒産寸前だったギブソンを買収し、華麗に復活させたことで多くの称賛を集めました。

しかし近年は自身が主導する拡大路線が裏目に出て経営が悪化。膨大な負債を抱えることになり、ついにはギブソン史上初の倒産と相成りました。

自分が蘇らせた会社を自分で潰すという、なんとも切ないお話です。

そんなギブソンが、畑違いの業界からCEO を招くというという、ライバルのフェンダーと同じ選択をしたのは興味深いところ。

フェンダーは着実に復活しつつありますが、ギブソンもそれに続くことができるのか。今後も動向を見守りたいと思います。

ソース:Gibson - Gibson Brands Appoints James Curleigh as President & CEO and Names New Senior Leadership Team
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