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2017/02/09

エレハモから新作ディレイCanyon Delay & Looper。メモリーマンなど11モード搭載、タップテンポとTrails にも対応 (追記)


エレハモことElectro-Harmonix が、新製品Canyon Delay & Looper を発表しました。

同社の名機Deluxe Memory Man を含む9種類のサウンドと、サンプル&ホールド機能、さらにはルーパー機能も備える、多機能デジタルディレイです。




搭載するモードは、
  1. ECHO: デジタルディレイ
  2. MOD: モジュレーテッドディレイ
  3. MULTI: マルチタップディレイ
  4. REVRS: リバースディレイ
  5. DMM: デラックスメモリーマン
  6. TAPE: テープディレイ
  7. VERB: リバーブ+ディレイ
  8. OCT: オクターブディレイ
  9. SHIM: シマー
  10. S/H: サンプル&ホールド
  11. LOOP: ルーパー(最大62秒)

コントロールは、ディレイ音の音量を調節するFX LVL、ディレイタイムを設定するDELAY (5ミリ秒~3秒)、ディレイ音の数を決めるFEEDBACK、モードを選ぶMODE の4個。

FX LVL は、時計の2時を超えたあたりからドライ音が小さくなってゆき、そのまま右に回しきるとディレイ音のみになります。

なおS/H モードとLOOP モードのみ、FX LVL を最大にしてもドライ音は残ります。

またフィードバックノブは、S/H モードではピッキングの検出感度を、ルーパーモードでは録音したループの音量を設定します。

さらにディレイノブとフィードバックノブには2つ目の機能があり、各モードのサウンドを詳細に調節可能です。


ノブの中央にあるミニスイッチでは、タップテンポ機能使用時の、ディレイ音の分割タイミングを選択。

ボタンを押すたびに分割タイミングが変わり、それに合わせてLED の色も変わります。

色とタイミングの内訳は、

  • レッド:4分音符
  • オレンジ:付点8分音符
  • グリーン:8分音符

そのタップテンポ機能は、本体のフットスイッチと、TAP IN 端子(モノラルフォン)に接続した市販のモーメンタリースイッチ(ノーマリーオープン推奨)で使用できます。

本体のスイッチを使う場合は、素早く2回以上続けて踏みます。なお同時にエフェクトもオンオフする点には注意が必要です。

この本体でのタップ入力機能は、出荷時点で有効になっていますが、ユーザーの操作で無効化できます。また外部スイッチを接続すると自動で無効になります。

本体内部には、Trails 機能のオンオフを選ぶミニスイッチを配置。オンにすると、ペダルをオフにしてもディレイ音が途切れず、フィードバックノブで設定した通りに鳴り続けます。

そのほか入出力端子はともにモノラル。電源は付属の9V DC パワーサプライで動作。消費電流は150mA です。


Electro-Harmonix Canyon Delay & Looper は米国で3月発売予定。実売価格は139ドル。本記事の公開時点で、国内における発売時期と価格は未発表です。

多彩な機能と手頃な価格を兼ね備えたキャニオン。入出力がモノラルなのは少々残念ですが、BOSS DD-7 やTC Electronic Flashback の強力なライバルになりそうです。

3月24日追記:国内では3月末発売予定。実勢価格は税込2万2500円前後です。

ソース: EHX - Canyon Delay & Looper
参考: Electro-Harmonix (Facebook)
サウンドハウス - エレクトロ・ハーモニックス一覧

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