HeadRush が新製品FRFR-112 を発表しました。モデリングアンプに最適化した、最大出力2000W のパワードスピーカーです。
製品名にも入っているFRFR とは、Full Range Flat Response の略。
すべての周波数帯域をバランス良く再生するという意味で、主にライブハウスのPA スピーカーや、音楽制作用のモニタースピーカーを指します。
IR を使ったリアルなキャビネットシミュレーターを備えるAxe-Fx やKemper、Helix などの場合、レンジの狭いギター用キャビネットよりも、ワイドレンジかつクセのないFRFR スピーカーの方が性能をフルに発揮できるため、海外では広く使われています。
FRFR-112 の主な仕様は:
- 最大2000W / 連続1000W 出力
- LF ドライバ:12インチ
- HF ドライバ:1.5インチ
- クロスオーバー周波数:2 kHz
- 最大音圧レベル:127dB ピーク、124dB 連続 (dB SPL @ 1m)
- 再生周波数特性:53 Hz~20 kHz (+/- 3dB)
- 再生周波数帯域:46 Hz~22 kHz (-10dB)
- 指向角度:水平90度 x 垂直60度
- 低域と高域を+3dB ブーストするEQ Contour スイッチ
- グランドノイズをカットするグランドリフトスイッチ
- XLR / TRS コンボ入力 x 2 (個別のボリュームとクリップインジケーターつき)
- ミキサーや別のFRFR-112 に接続可能なXLR 出力
- ポールマウント対応
- 寸法:605 x 354 x 350 mm
- 重量:16.27 kg
- 電源:100-110/110-120/220–240 V、50/60 Hz
HeadRush FRFR-112 の実勢価格は299ドル。出荷は2018年第1四半期の予定です。
PA 用のパワードスピーカーは高出力化と軽量化が進んでおり、1000W で10kg 台の製品も珍しくありません。
ハイエンドなデジタルモデラーをライブで使う場合は、ギター用のパワーアンプやスピーカーに加えて、PA スピーカーにも目を向けてみることをオススメします。
ソース: HeadRush - FRFR-112
参考: ドリームニュース - NAMM2018:HEADRUSH ペダルボードや様々なFX・アンプモデラーに最適な「FRFR-112」 パワードキャビネットのご案内
Line 6 Blog - FRFRとは、そしてそのススメ
サウンドハウス - HeadRush 一覧
サウンドハウス - PA 用パワードスピーカー一覧
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