2016/12/22
Keeley Dyno My Roto 発売。トライコーラス、ロータリースピーカー、フランジャーの3 in 1モジュレーションペダル
Keeley Electronics が新製品Dyno My Roto を発売しました。トライコーラス、ロータリースピーカー、ロータリーフランジャーという3種類のエフェクトをまとめたモジュレーションペダルです。
ダイノ・マイ・ロトのコントロールはRate、Depth、Texture、Level の各ツマミと、3種類のモードを切り替えるミニスイッチの計5つ。入出力端子はモノラルです。
各モードのサウンドは、Tri-Chorus が1980年代のラック機材から聴こえてくるゴージャスなコーラスエフェクト。
Rotary はロータリースピーカーのサウンドを再現。Roto Flanger はロータリースピーカーとフランジャーを混ぜたエフェクトです。
キーリーDyno My Roto は169ドルで直販中。注文から5~10日で出荷します。
モノラルという点が残念ではありますが、手頃な価格であの80年代サウンドが手に入るのは嬉しいところです。
なおダイノマイロトという製品名は、1970年代から80年代に一世を風靡したDyno-My-Piano (ダイノ・マイ・ピアノ)というエレクトリックピアノに由来します。
ダイノマイピアノは、エレピの名機フェンダー・ローズを元に、金属的なサウンドを強調するとともにコーラスなどのエフェクトを追加した改造モデル。
キーリーがその名前を借りたのは、ダイノマイピアノの拡張ユニットとして、ステレオのトライコーラスが販売されていたことが理由と思われます。
またこれは完全に余談ですが、筆者はこのサウンドを聴くとスーパーファミコン版F-ZERO の音楽、特にSilence とPort Town が思い浮かんできます。
子供の頃にプレイした際も漠然とカッコイイと思っていましたが、歳を取ってから改めて聴くと良質なジャズ・フュージョンが詰まっていることに気づき、思わずサウンドトラックが欲しくなりました。
残念ながらオリジナル音源のサントラCD は存在しませんが、その代わりにロベン・フォードら一流のミュージシャンが参加したカバーアルバムが発売されています。
原曲を大胆にアレンジしたためか売上は伸びなかったようで、その希少性から今ではプレミア価格が付いている模様です。
ソース: Keeley - Dyno My Roto
参考: Fenderrhodes.com - Dyno My Piano
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