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2016/06/08

フジロックの歩き方その2:服装と持ち物を吟味する


ギアオタ管理人の計3回という微妙なフジロック経験を元に、フジへ行く際に知っておきたいことを書き連ねる「フジロックの歩き方」。

会場の広さを調べた第1回に続く今回は、服装と持ち物について語ってみます。



まずあらかじめお断りしておきますが、本記事は1人の健康な成人男性が、前夜祭から月曜朝までの4泊5日をキャンプで参加した経験を元に書いています。

そのため1泊のみの参加や女性には参考にならない点があるかもしれませんが、何卒ご了承ください。

ではまず服装について。これは言葉で説明するより実際の参加者の姿を見てもらったほうが分かりやすいと思います。

というわけで上の2013年の入場ゲートの写真をご覧ください。みな思い思いの格好をしていますが、よく見てみると2つの共通点が見つかります。

その2つとは頭と足。写真に写っている人の多くが帽子をかぶるとともに、ゴム製の長靴や防水性のあるトレッキングシューズを履いています。

この帽子と防水の靴、そして後述するレインウェアの3つは、フジにおける三種の神器といえる存在です。下のフジ公式動画でも多くの人がこの3つを身につけています。



たとえば2013年は、痛いほどの日差しが降り注ぐ晴天から滝のような雷雨へと、1日の間で大きく天気が変わりました。

そんな場合にも帽子があれば熱中症や雨をある程度は防げますし、防水の靴を履いていれば泥々になった地面を安心して進めます。

その中でも防水の靴は特に重要です。フジの地面は雨が降るとあっという間に田んぼのようになるので、布のスニーカーで参加した日には靴の中まで泥水が染みこんできますし、ビーチサンダルでは滑ってまともに歩くことすらできなくなります。

ドロドロになった靴を洗ったとしても、一晩で乾かすのは至難の業。そのため替えの靴がなければ、濡れた靴を履いて広い会場を歩くことになります。これはツライ。

また濡れることを見越してかサンダルで参加する人も多々いますが、個人的にはあまりおすすめしません。

たしかに泥だらけになっても洗えばオーケーというのは楽ですが、山の中を毎日何キロも歩くことを考えると、グリップ力とクッション性の低さで疲労がたまりやすいことは無視できません。

また素足を陽の下にさらすことで日焼けしやすくなることにも注意が必要です。会場が標高約1000m の山の中なので、日に焼ける早さは平地の比ではありません。

そんなフジの日差しを甘く見た筆者の姿が下の写真です。Tシャツとショートパンツ姿で、日焼け止めを塗らずに河原で小一時間ほど昼寝をした結果、日焼けを通り越してやけどを負ってしまいました。


左が通常時の、右が日焼け後の右足です。フジの期間中は触らなくても激痛が走る状態で、夜も寝られず、さらに帰宅後には水ぶくれに進化し、数日は痛みが引きませんでした。

これがもしサンダルを履いていて、やけどが足の甲や指に達していたら、靴下を履くだけで激痛が走り、普通の靴を履くことが拷問になっていたでしょう。このように日焼け対策はとても重要です。



これらをふまえて服装についてまとめると、まず帽子、防水の靴、レインウェアは必須です。なおフジの会場で傘は使用禁止です。

服装は肌を露出しないように、長袖のシャツと長ズボンがベストだと思います。これは日焼けと虫さされ対策に加えて、レインウェアの内側に肌が直接触れると透湿機能(汗を外に放出する機能)が大幅に低下し、たとえゴアテックスであっても蒸れやすくなってしまうからです。

ここ数年でよく見るようになったスポーツタイツも、肌を守りつつ動きやすくて良いと思います。

もしTシャツとショートパンツのような肌を露出する格好をするなら、日焼け止めと虫よけスプレーを忘れずに携帯しましょう。

またフジの公式FacebookInstagram には会場の写真が多数あり、実際の参加者の服装を確認できて参考になります。

(平和なところ天国の図)

続いてフジロックにキャンプで参加する際に必要な持ち物について。まず絶対に必要な物は以下の4つです。
  • 入場券:必須
  • キャンプサイト券:会場でも買えるが事前購入の方が素早くテントを張れる
  • テント:フジは野宿禁止です
  • 現金:クレジットカードが使えるのは一部の物販のみ*

(*7月19日追記:2016年から会場内で各種電子マネーが使えるようになりました。加えて場外エリアにはセブン銀行の移動ATM車両も設置されます。ATMの営業時間は金曜から日曜の9時から18時まで。詳細は記事最後のリンクへどうぞ。)

楽しめるかはさておき、最低限この4つがあればキャンプでフジに参加できます。というか1つでも欠けると参加できません。

なお着替えやタオル、歯ブラシ、シャンプーなどは越後湯沢駅周辺のコンビニで買えるので、上の4つだけを持ってほぼ手ぶらで参加することも可能かもしれません。

が、筆者にその勇気はありませんし、絶対にオススメもしません。

必要な現金の額は人によって大きく異なります。グッズは買わず最低限の食事だけなら、フジの物価はビールが1杯600円、カレーや丼ものが1食600円前後から(いずれも2013年時点)なので、1日3食でビールとカレーを1つずつ買うとすると、金土日で1200 x 9 = 1万800円。

ただしフジには世界各国の美味しい食べ物やお酒が集まるので、1日3食では収まらない人がほとんどだと思います。

さらにここへ物販が加わると、食費と合わせて数万円が簡単に飛びます。

物販はクレジットカードが使えるので多額の現金を持ち運ぶ必要はありませんが、カードがない場合は、あらかじめフジ公式サイトでグッズの価格を確認しておくことをおすすめします。



ここまでの内容を元に、フジにキャンプで参加する際に、筆者が最低限必要だと思うものをまとめてみます。
  • 入場券
  • キャンプサイト券
  • テント:似たテントが多いので目印になるものをつけるとよい
  • 現金
  • 雨具:カッパやポンチョよりも上下が分かれたスーツ型がオススメ。予算があるならゴアテックス製が確実
  • 防水の靴:定番は蒸れやすいが5000円と手頃で折りたたみも可能な、日本野鳥の会の「バードウォッチング長靴」。富裕層はゴアテックスのトレッキングシューズを選ぶ
  • 帽子:これもゴアだと快適
  • 着替え:替えのTシャツはグッズで買うという手も
  • 長袖のシャツ or フリース:日が落ちると途端に寒くなるので半袖では厳しい
  • 水着:ピラミッドガーデンにある混浴のサウナ(1回500円)に入るのに必須
  • 寝袋:フリースがあれば不要かも。筆者は3回とも敷布団としてしか使用せず
  • スリーピングマット:寝袋の下に敷いて地面からの冷気を防ぐためのマット。100均の銀マットでも効果大
  • グランドシート*:地面とテントの間に敷く。テントの床が地面に直に触れると水が染みこんでくる可能性がある。各テントの専用品のほか、100均のブルーシートでも代用可能
  • 大型のリュックサック:登山ではないので手提げでもよいが、リュックは両手が空いて快適。地面がデコボコなのでキャリーカートは非推奨
  • ウエスト or ショルダーポーチ:会場内を歩く際に身の回り品を入れる。防水なら完璧
  • 財布*:防水かつコンパクトなものがよい。筆者は革財布を濡らしてダメにしました
  • 折りたたみ椅子*:一部の食事処を除いて会場内に椅子は無い。晴れれば地面に座れるが、雨だと立ちっぱなしになるので重要。ただし放置や場所取りは厳禁。会場スタッフに撤去されることも
  • 日焼け止め
  • 虫除けスプレー
  • ライト*:キャンプサイトは照明がないので自分のテントを見失いやすい。手持ち型でもよいがヘッドバンド型がオススメ
  • 耳栓*:安眠の友。テントの場所によってはレッドやオアシスの音が聞こえてきたり、キャンプサイトで騒ぐ輩がいて眠れないことがある
  • サンダル*:テントからトイレなどへ行く際に、いちいち長靴やトレッキングシューズを履くのは面倒
  • 歯ブラシ*
  • コップ*
  • シャンプーとボディソープ*:無料のシャワーを使うなら必要。苗場プリンスホテルの浴場(苗場の湯、1回500円)や会場外の銭湯を使うなら不要
  • 洗顔料*
  • ハンドタオル*
  • バスタオル*
  • ひげそり道具*
  • ポケットティッシュ*:トイレットペーパーは常備されているので不要
  • 薬:常用薬や虫刺されの薬、かぜ薬、筋肉痛の薬、絆創膏など
  • 腕時計:スマホのバッテリーが切れた時に安心。防水ならなおよし
  • モバイルバッテリー:救護テントに100円で15分充電できる機械があるが、常に混んでいる上に電力が弱く使いものにならない
  • ゴミ袋*:ゴミを入れたり、衣類を入れて枕にしたり
  • ジップロック*:スマホの味方
  • 水を保存する容器*:水筒のほか空のペットボトルなどでも可。水が飲みたいときに数100m離れた水飲み場に行くのはツラい。ライブを観た帰りがてら汲んで、テントに置いておく
  • 南京錠*:テント荒らし対策として出入り口のチャックにつける。気休め程度だがないよりはマシ

なにぶん3年ほど参加していないので抜けがあるかもしれませんが、おおむねこんなところです。100円ショップで買えるものには「*」を付けています。

デジカメを入れるか迷いましたが、最近のスマホのカメラが高性能なことと、プロのカメラマンが巡回していることを考えて外しました。

なお冒頭で述べた通り、このリストは筆者がフジに参加する際の持ち物をまとめたものです。

そのため不要なものが多いと思う人や、逆に足りないと思う人もいるかと思いますが、自分の持ち物を考える際の叩き台として使って頂ければ幸いです。

参考: フジロックフェスティバル公式サイト
Fujirockers.org (フジロック公式ファンサイト)
Wikipedia - フジロックフェスティバル
追記ソース
フジ公式 - 場外ショップ・エリアにATM登場!
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