エディのファンのみならず、多くのギタリストに人気のEVH 5150 III シリーズ。
基本的なサウンドは全モデル共通(マイクロスタックは除く)ですが、唯一の例外として50W のEL34 モデルのみ、ブルーチャンネルのサウンドが他のモデルと異なります。
この点について5153シリーズの設計者ハワード・カプラン氏は、50W のEL34 版は「6L6 版よりもローエンドが多く、ダークなサウンド」にチューニングされていると述べています。
また同氏はこの違いについて「好みは分かれるだろう」としつつ、6L6 版と同じサウンドにしたい場合の改造方法を公開しています。
その方法とは、基板上のC137 と書かれた抵抗の片足を、ニッパーなどで切って持ち上げるだけ。場所はCH1/2 のLow つまみのすぐ後ろです。
こうすることでC137 が信号経路から外れ、6L6 版と同じサウンドになります。ハンダごてを持っているならまるごと外しても大丈夫です。
50W EL34 のユーザーで、100W モデルや6L6 版50W とのサウンドの違いに悩んでいる場合は、試してみる価値がありそうです。
なおこれは筆者の想像ですが、カプラン氏が50W EL34 を簡単に改造できるように設計したのは、サウンドに違和感を覚えるユーザーが現れることを見越していたからかもしれません。
ソース
Sevenstring.org - EVH 5150 III EL34 50w IT IS REAL #223
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