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2016/01/16

MESA/Boogie からジョン・ペトルーシモデルJP-2C、Mark IIC+ ベースの3ch アンプ。MIDI対応、デュアルEQ搭載 (追記)


MESA/Boogie がジョン・ペトルーシシグネイチャーアンプJP-2C を発表しました。

ペトルーシが愛する名機Mark IIC+ を元に、完全独立3チャンネルやMIDI、デュアルグラフィックEQ、キャビネットシミュレータなど、現代的な仕様を加えたフルチューブアンプです。




各チャンネルのサウンドは、1がクリーン専用のMark IIC+ Clean。2と3はともにドライブサウンド用で、基本サウンドは同じですが3の方がよりハイゲインに設定できます。

またチャンネル2と3はLead と Shred の2モードを切替可能。Shred はダウンチューニングや多弦ギター用のモードで、高域の倍音とゲインが増え、アグレッシブかつタイトなサウンドになります。


コントロールは各チャンネル個別にGain、Master、Presence、Treble、Middle、Bass を搭載。またチャンネル2と3はGain とPresence がプッシュプルポットになっており、前者はゲインブーストが、後者はEQ カーブの変更が可能です。

2つの5バンドグラフィックEQ は各チャンネルに個別に割り当てられるとともに、付属のフットスイッチやMIDI でも操作できます。


MIDI はControl Change とProgram Change に対応し、チャンネル切り替え、EQ1/2、Shred モード、リバーブ、エフェクトループを操作できます。

また付属の6ボタンフットスイッチでは、チャンネル1/2/3、EQ1/2、リバーブの操作が可能です。

そのほかヘッドフォン出力とダミーロード付きのキャビネットシミュレータCabClone、Slave 出力、チューブバッファードエフェクトループ、真空管駆動のロングタンクスプリングリバーブなども備えます。

真空管は12AX7 x 5 と6L6 x 4。出力は100W と60W に可変可能。バイアスは固定バイアスです。


ラインナップはヘッドとラックマウントヘッドの2種類。寸法と重さはヘッドが約H23.5 x W47.6 x D27.6cm、約18.1kg。ラック版は4U サイズで約15.9kg。

価格はヘッドが3499ドル、ラックが2499ドル。執筆時点で発売日は未発表です。

なかなか高価なアンプではありますが、Mark IIC+ ベースの独立3チャンネルMIDI 対応アンプという響きは魅力的です。

追記:JP-2C のヘッドには豪華な外装の限定版と通常版の2種類あることがわかりました。前述の3499ドルは限定版の価格で、通常版はラックと同じ2499ドルです。

また国内での実勢価格は通常版が46万円前後、限定版は64万5000円前後。この価格なら現地に行って買ったほうが、同じ金額でアメリカを観光しつつアンプも手に入って良いかもしれません。

ソース: MESA/Boogie - JP-2C
参考: MESA Hollywood - JP-2C Head / Limited / Rackmount

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