米国のギターアンプメーカーJet City Amplification が、新製品Custom 22 を発売しました。
従来から販売中のJCA22H を元に、Cornford やVictory Amps のデザイナーとして知られるMartin Kidd 氏が手を加えたモダンハイゲインアンプです。
基本仕様はJCA22H と同様の、Crunch とOverdrive の2チャンネル構成。コントロールも変わらず、EQ は両チャンネル共通で、Gain とVolume は個別に備えます。
22H との違いは、まずCrunch チャンネルがよりクリーンになり、Overdrive チャンネルはより歪むようになりました。
22H は両チャンネルともに歪みやすく、特に完全なクリーンを大音量で得ることが難しいアンプでしたが、Custom はチャンネルごとのキャラクターが明確になっています。
また新たに追加されたBright、Mid Boost、Low-Fat のミニスイッチで、サウンドをより細かく作り込むことも可能です。
真空管はプリ管が12AX7 x 5、パワー管がEL84 x 2。整流管はソリッドステート。出力は20W です。
そのほか背面にはチューブバッファードのエフェクトループと、8オームと16オームのスピーカー端子、チャンネル切り替え用のフットスイッチ端子を備えます。
寸法と重さは約H23 x D23 x W50 cm、約9.6kg。産地は中国です。
ジェットシティ カスタム22 の直販価格は339ドル。国内では正規代理店のサウンドハウスが販売しています。
マイク・ソルダーノが設計したアンプをマーティン・キッドが改造するという、アンプ好きにとっては興味を惹かれるコラボ製品です。
なお海外では、小型軽量かつ安価なフルチューブ・ハイゲインアンプとして、ピーヴィー6505MH やレイニーIRT15H あたりと比較されることが多いようです。
ソース: Jet City Amplification - Custom 22
参考: JCA AmpFactory - Custom 22
サウンドハウス - Peavey 6505MH / Laney IRT15H
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