ProCo FAT RAT の国内販売が始まりました。FAT RAT はプロコが過去に販売していた85 White Face RAT を元に、クリッピング切替と低域ブーストスイッチを追加した多機能モデル。
海外では2014年に発売され、国内でも直輸入品が流通していましたが、ついに国内代理店扱いの正規品が入手できるようになりました。
新搭載のクリッピングスイッチは、Stock 側がRAT 伝統のシリコンクリッピング。
MOSFET 側はMOSFET とゲルマニウムを組み合わせた新開発のクリッピングで、プロコいわく真空管アンプのような自然な歪みが得られるとのことです。
もうひとつの新機能FAT スイッチは、オンにすると低域をブーストすると同時に高域をカット。
ベースやダウンチューニングしたギター、そしてローゲインなオーバードライブに最適としています。
そのほか細かいところでは、基板上のオペアンプがソケット式になっており、かんたんに交換可能。標準ではOP07DP が刺さっています。
また電源も9V から18V に対応。プロコいわく18V ではヘッドルームが広がるとともに解像度が上がり、張りのあるサウンドになります。
さらに電源端子が通常のRAT のようなピン型ではなく、BOSS などと同じ形になっているのも嬉しいところです。
ProCo FAT RAT の実勢価格は税込2万8350円前後。米国では定価258.99ドル、実売199ドルです。
通常版の約3倍と中々いいお値段ですが、RAT ファンにとっては試さずにはいられない一品と言えそうです。
ソース: Rat Distortion - FAT RAT
参考: モリダイラ楽器 - ProCo
サウンドハウス - ProCo 一覧
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