2017/11/22
ギブソンがSONAR を含む全Cakewalk 製品の開発終了を発表、今後はPhilips に注力
ギブソンがCakewalk 製品の「積極的な開発」を中止すると発表しました。理由はPhilips ブランドの家電および家庭用オーディオ機器に注力するため。
Cakewalk のサーバーは稼働し続けるので、SONAR などのオンライン機能は利用できますが、新製品の開発やソフトウェアアップデートは終了します。
Cakewalk の看板製品であるSONAR は、1987年に誕生し今年30周年を迎えた、老舗かつ超定番のDAW ソフト。
1995年から2013年にかけてローランド傘下で発展を続けた後、ギブソンに買収されたものの、わずか4年でその歴史に終止符を打つこととなりました。
昨年実施した、SONAR Platinum を買うと生涯無料で最新版にアップデートできるという前代未聞のキャンペーンも、寿命が分かっていたからこそできた、死ぬ前の最後の一稼ぎだったのかと思えてきます。
当面サーバーは稼働し続けるとのことですが、いつ停止されてもおかしくはないため、SONAR ユーザーは早めに他のソフトへ移行したほうが良さそうです。
またケークウォークの終了目的が、フィリップスに注力するためというのも気になるところ。つまりギター部門の重要度はフィリップス以下とも受け取れます。
膨大な借金を抱えるギブソンが、今後どのような動きを見せるのか、興味深く見守りたいと思います。
ソース: Cakewalk - GIBSON BRANDS ANNOUNCEMENT REGARDING CAKEWALK, INC.
参考
Cakewalk - Cakewalk Announcement
TASCAM - Cakewalk 社製品ついてのお知らせ
サウンドハウス - Gibson 一覧
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