MXR が新製品EVH 5150 Chorus を発表しました。
国内代理店いわく、エディ・ヴァン・ヘイレンが1980年代初頭に使っていた、伝説的なコーラスのサウンドを再現しつつ、現代的なユーザビリティを加えたアナログ・コーラスとのことです。
エディが1980年代初頭に使っていたコーラスといえば、Eventide H910 Harmonizer のデチューン機能。
もし5150 Chorus がH910 を狙った製品ならば、MXR はデジタルのラック機材をアナログのコンパクトエフェクターで再現するという、なかなか興味深い挑戦をしたことになります。
基板には大量の部品が詰め込まれているので、少なくともオーソドックスなアナログコーラスではないことがうかがえます。
5150 Chorus のコントロールは、本体表面にIntensity/Tone/Volume の各ノブと、入出力レベルを切り替えるスイッチを配置。
加えて基板上にはトゥルーバイパスとバッファードバイパスを選択するミニスイッチを備えます。
そのほか入力はモノラル、出力はステレオに対応。また画像を見る限り、電源はパワーサプライ専用で電池駆動はできないようです。
MXR EVH 5150 Chorus は2018年6月発売予定。実勢価格は税込2万8700円前後。
本当にH910 のサウンドを狙っているならば、エディーのファン以外からも注目を集めそうなペダルです。サウンドデモが待たれます。
5月25日追記:元ネタはローランドDC-30 の可能性が高そうです。
エディ自身もラックに入れて使っており、コントロールの名前やレベルスイッチなども5150 Chorus と一致します。
またDC-30 はアナログのエコー/コーラスユニットなので、イーブンタイドよりはペダル化しやすいと思われます。
ソース:MXR - EVH5150 Chorus
参考:モリダイラ楽器(Twitter)
Eventide - H910 Rackmount
Eventide - Eventide Inducted into TEC Award Hall of Fame for H910 Harmonizer Pitch Processor
Premier Guitar - Book Excerpt: Eddie Van Halen
Equipboard - Roland DC-30 Analog Chorus/Echo
サウンドハウス - コーラス/フランジャー一覧
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