世界中のギタリストに崇拝される、「ギターの神」ことジミ・ヘンドリックス。
彼のサウンドを追い求めるギタリストは後を絶ちませんが、ジミの機材面を支えたロジャー・メイヤー氏いわく、彼のトーンの肝はユニークな弦のゲージにあるとのこと。
具体的には、10/13/15/26/32/38 というセットを使っていたとしています。
この情報を知って早速試したのが、米国のプロギタリストRJ 氏。
高校時代にThird Stone というカバーバンドを組むほどジミに熱中していたRJ 氏いわく、「このゲージを弾いた瞬間、頭に電球がピコーン!と点いた気がした」とのこと。
RJ 氏は上に貼った動画で10-38と一般的な10-46を比較していますが、たしかに一聴瞭然で違いがわかります。
また動画の中でRJ 氏は、10-46よりも3弦が細い(17 vs 15)ので、よりしなやかなサウンドになるとともに、極細の6弦には金属的な響きが加わると述べています。
個人的にブルース系のギタリストは太い弦を張っているイメージを持っていましたが、そんな先入観を根本から覆されるニュースでした。
なおジミが実際に使っていた弦は、Fender Rock N’ Roll 150 Strings と言われていますが、残念ながら現在は製造されていません。
代用品としてはGHS Boomers GBLXL が同じゲージです。もしくはバラ弦を買って揃えるか、Pyramid Strings のジミヘンセットを個人輸入するという手もあります。
参考リンク
Guitar World - The Secrets of Jimi Hendrix's Guitar Setup: Interview with Roger Mayer
GHS - Boomers 6-string
モリダイラ楽器 - GHS Strings
Strings by Mail - Pyramid Pure Nickel 'Jimi Hendrix Inspired' Custom Set 10-38, Full Set
サウンドハウス - エレキギター弦一覧
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