PRS がエレキギターの新製品Private Stock Super Eagle を発売します。米国のブルースギタリスト/シンガーソングライターのジョン・メイヤーとコラボした、限定100本の特別モデルです。
Super Eagle はメイヤーの要望に応え多くのユニークな仕様を備えます。その中で最も独特なのが、25.375インチ(64.4525cm)というネックスケール。
PRS のエレキギターは基本的にフェンダー(25.5インチ)とギブソン(24.75インチ)の中間の25インチスケールを採用していますが、Super Eagle はそのどれとも異なる独特な長さです。
また電装系にもこだわりが詰まっています。ピックアップは特別に巻いた58/15 JM Treble と同Bass という2つのカバードハムバッカーに加えて、シングルサイズハムのNarrowfield JM を搭載。これら3つのPU は個別のミニスイッチでコイルタップが可能です。
さらにコントロール部にはトレブルブーストが可能なJCF Audio Preamp を内蔵。ブーストとプリアンプは専用のミニスイッチで個別にオンオフできます。
豪華な杢目の木材は、ボディトップがカーリーメイプル、ボディバックとネックがプライベートストック・カーリーメイプル、サイドがマホガニー。
指板はブラジリアン・ローズウッドでカーリーメイプルのバインディングが施されます。ネックシェイプはパターン。
ハードウェアはPrivate Stock Gen III Tremolo とTweaked Phase III ロック式チューナー(エボニーボタン) を採用。
フィニッシュはボディトップとネックがHigh-Gloss Nitro JM McCarty Tobacco、ボディバックがJM McCarty Tobacco。
そのほかFホールの中にはジョン・メイヤーの直筆サイン入りステッカーが貼られます。
PRS Private Stock Super Eagle は全世界100本の限定生産。受注期間は2016年3月11日から4月1日まで。気になる価格は米国で1万1500ドルです。
豪華な木材に加えて独自仕様が満載ということもあり、なかなかいいお値段になっています。
なおジョン・メイヤーといえば、2014年10月にそれまで蜜月関係にあったフェンダーとの契約を解消してから、次の契約先がどこになるのか注目されてきました。
今回のSuper Eagle はコラボモデルではあるものの、シグネイチャーモデルではなくオーダーメイド製品のプライベートストックに属することから、もしかするとメイヤーはシグネイチャー契約に慎重になっているのかもしれません。
とはいえPRS のアーティストページにはメイヤーの名前があり、ここ最近は共同でアンプを開発中と、両者の関係が良好であることは間違いありません。今後シグネイチャーギターとアンプが発売される可能性も十分にありそうです。
ソース: PRS - Private Stock Super Eagle
参考: PRS Blog - PRS Guitars and John Mayer Introduce Limited Edition Private Stock Super Eagle
Reverb.com - John Mayer Announces Split with Fender
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