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2016/03/15

エレキギターをメロトロン化するエレハモMel9 Tape Replay Machine 発売、ベースやキーボードにも対応 (追記)


エレハモことElectro-Harmonix が新製品Mel9 Tape Replay Machine を発売しました。エレキギターやベース、キーボードでメロトロンのサウンドを鳴らすためのコンパクトエフェクターです。




1960年代に発売されたメロトロンは、磁気テープに録音した弦楽器や管楽器などの音を、鍵盤を弾いて再生するキーボード型のサンプラー。

ビートルズのストロベリー・フィールズ・フォーエバーやツェッペリンのカシミール、Mel9 のデモ動画の冒頭で流れるキング・クリムゾン「クリムゾン・キングの宮殿」など、数々の名曲で使われています。

エレハモのMel9 は、そんなメロトロンのサウンドをコンパクトな筐体に詰め込んだペダル型のエフェクターです。

収録したサウンドはオーケストラ、チェロ、ストリングス、フルート、クラリネット、サックス、ブラス、高音の合唱、低音の合唱の全9種類。これらのサウンドを専用ピックアップやMIDI などなしに鳴らせます。

なおベースで使う場合、検知できる低音はオープンA音(レギュラーチューニングの3弦開放)までで、C音(3弦3フレット)よりも高い音がベストとのことです。

Mel9 のコントロールは、サウンド選択ノブ、エフェクト音とドライ音の音量を調節するEffect ノブとDry ノブ、楽器を弾いてからエフェクト音が鳴るまでの間隔を調節するAttack ノブ、弾くのをやめてからエフェクト音が止まるまでの間隔を調節するSustain ノブ。

端子は入力が1つ。出力はメインのEffect 端子と、楽器の原音をそのまま出力するDry 端子を備え、楽器とメロトロンを個別に出力することも可能です。

電源として9V パワーサプライが付属し、電池駆動はできません。消費電流は100mA。フットスイッチはバッファードバイパス。


Electro-Harmonix Mel9 Tape Replay Machine は米国では出荷開始済み。実勢価格は221.30ドル(約2万5000円)です。

ハモンドオルガンを再現するB9 とC9、エレピ再現のKEY9、そしてメロトロン再現のMel9 と続いたところで、エレハモにはMoog などのヴィンテージ・シンセサイザーを再現するSyn9 (?)の発売にも期待したいところです。

3月19日追記:国内では4月上旬発売予定。実勢価格は税込3万4500円前後です。

2017年2月21日追記シンセ版のSynth9 が発表されました。

ソース: EHX.com - Mel9
参考: EHX (Facebook)
キョーリツコーポレーション - EHX MEL9
サウンドハウス - エレクトロ・ハーモニックス一覧

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