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2015/03/03

Carvin がギター・ベース部門を分離し新会社Kiesel Guitars を設立。多弦ヘッドレスギターもカスタムオーダー可能に


米国の楽器・音響メーカーCarvin が、ギター・ベース部門を分離して新会社Kiesel Custom Guitars を設立しました。

新会社はCarvin の工場を引き継ぎ、Carvin とKiesel 両ブランドのギターとベースを製造。Kiesel ブランドではCarvin ブランドよりも多彩なカスタマイズメニューを用意します。


Kiesel ブランドの製品は、従来のCarvin 製品を元にハイグレードな杢目の材や特殊な塗装を施したものが基本ですが、新モデルも用意しています。

そのひとつがスルーネックのヘッドレス6/7/8弦ギターVader シリーズ。ネックスケールは25.5インチと27インチを用意し、内部にはカーボン補強材を備えます。ボディ構造はソリッドとチェンバードから選択可能です。


ハードウェアにはHipShot のヘッドレスシステムを採用。ダブルボールエンド弦と一般的なシングルボールエンド弦の両方に対応します。


気になる価格ですが、Kiesel のFacebook ページに投稿されたスクリーンショットには6弦Vader が直販価格1299ドルからと記載されています。

好みの仕様で注文できるMade in USA のヘッドレスギターの価格としては、競合といえるStrandberg Boden OS シリーズが韓国製で25万円前後ということを考えると、なかなか安価です。

ここ最近の円安傾向が気になるところですが、国内代理店サウンドハウスの販売価格に期待したいところです。

(2016年2月21日追記:Kiesel がサウンドハウスとの代理店契約を終了し、日本への直販を開始しました)



ちなみにCarvin という社名は、創業者のLowel Kiesel が子どものCarson とGavin の名前を元に命名しています。

また現在のCarvin とKiesel Guitars の社長は、Carson とGavin の弟のMark Kiesel で、Mark の息子Jeff Kiesel は、父とともにKiesel Guitars の共同オーナーを務めるなど、創業から現在まで家族経営が続いています。

参考: サウンドハウス - CARVIN オーダー方法解説ページ

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