オレンジがギターアンプの新製品Rocker 32 とRocker 15 を発売しました。ともに10インチスピーカーを搭載するフルチューブコンボです。
このうちRocker 32は、真空管アンプでは珍しい、ステレオのエフェクトループを備えることが大きな特徴です。
共通する主な仕様は、チャンネルがナチュラル(クリーン)とダーティー(ドライブ)の2つ。本体のスイッチまたは別売のFS-1 フットスイッチで切り替えます。
コントロールはナチュラルがボリュームのみ。ダーティーは3バンドEQ とGain、Volume を備えます。
真空管は、15がプリ管にECC83 (12AX7) x3 とECC81 (12AT7) x1、パワー管にEL84 x2。32はECC83 x4、ECC81 x2、EL84 x4。
出力ワットは可変式で、15は15W/7W/1W/0.5W の4段階から、32は30W (15W x2) と15W (7.5W x2) の2段階から選べます。
真空管バッファーつきのエフェクトループは、15がモノラル専用、32がモノラルとステレオ両対応(モノセンド、ステレオリターン)です。
また32は、ドライ音(エフェクトなしの音)とウェット音(エフェクト音)を各スピーカーから個別に出力する、Wet/Dry モードを備えます。
スピーカーはカスタムメイドのVoice of the World Gold Label 10" を、15は1個、32は2個搭載。
寸法と重さは、15が47 x 41 x 26cm、13.6kg。32が58 x 46 x 29cm、23.3kg。本体色は伝統のオレンジのほかブラックも用意します。
Orange Rocker15 とRocker32 は2017年3月下旬発売予定。
価格については、国内の一部の楽器店が両モデルともに税込8万9000円前後で予約を受け付けていますが、お膝元の英国では15が599ポンド(約8万3600円)、32が829ポンド(約11万5700円)と差があります。
日本でのみ同じ値段というのは考えにくいので、近いうちに修正されるかもしれません。
3月18日追記:Rocker 32 の実売価格が税込12万9600円に変わりました。
ソース: Orange Amps - Rocker 32 / Rocker 15
参考: クロサワ楽器(代理店) - Orange Amps
サウンドハウス - Orange 一覧
関連記事
オレンジ初のステレオ真空管プリアンプAcoustic Pre Amp 発表、アコギやマイクに対応するDI兼マイクプリ
Orange の代理店がモリダイラ楽器からクロサワ楽器に変更?オレンジいわく「新代理店は近日発表予定」
ブログの更新情報はTwitterとFacebookでお知らせしています。
0 件のコメント:
コメントを投稿