セイモアダンカンが新製品Andromeda Dynamic Delay を発売しました。
ピッキングの強弱に応じてサウンドが変化するDynamic Expression 機能や、128個のプリセット、さらにはMIDI にも対応する、多機能なデジタルディレイペダルです。
最大の特徴であるダイナミック・エクスプレッション機能は、ディレイ音と原音のミックスレベル、モジュレーション、サチュレーションのうちひとつを、ピッキングの強さでリアルタイムに変化させる機能。
例としてミックスを選ぶと、バッキング時はディレイ音を控えめにし、ソロでは大きく響かせるといったことが、エフェクターのツマミを触ることなく、ピッキングだけで操作できます。
ディレイの種類は、基本サウンドとしてデジタルとアナログの2種類があり、それぞれNormal、Ping Pong、Reverse、Reverse Pong の4モードを備えます。
そこへSaturation (歪み)、Modulation (コーラス/ビブラート)、Tone (高域)の各ツマミを組み合わせることで、多彩なサウンドを作り出すことが可能です。
コントロールは左のフットスイッチがメインのオンオフ。右はタップテンポ入力とプリセットの操作に使います。
プリセットは最大128個まで保存でき、選択中のプリセットは本体上部のディスプレイに表示されます。
本体背面にはメインの入出力端子(ともにステレオ)のほか、2つのMIDI 端子(入力/スルー)、電源端子を配置。
電源はセンターマイナスのDC 9V から18V に対応。消費電流は300mA。AC アダプタは付属しないので、別途用意する必要があります。
さらに本体側面にはUSB 端子を備え、本体のアップデートやPC を使ったプリセット編集が可能です。
Seymour Duncan Andromeda Dynamic Delay の米国実売価格は299ドル。同社のピックアップと同様に、カリフォルニア州サンタバーバラで製造します。
同じ価格帯にBOSS DD-500 やTC Electronic Flashback X4、Mooer Ocean Machine といった強力なライバルが存在する中、アンドロメダが独自の存在感を発揮できるのか、今後の評価が楽しみな製品です。
2018年1月28日追記:ようやく国内販売が決まりました。実勢価格は税込4万円前後。発売は2018年2月以降の予定です。
ソース: Seymour Duncan - Andromeda
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