今週末に開催されるSummer NAMM 2015 に合わせて、BOSS がデジタルディレイの新製品DD-500 を発表しました。
MIDI 入出力に対応するほか、12種類のディレイモードや32bit 処理による高音質、見やすい大型LCD ディスプレイなどを備える「次世代ディレイ・ペダル」(by BOSS) です。
MIDI はパッチ切替やパラメータの値を外部MIDI 機器からコントロール可能。「BOSS ES-8とはパーフェクトな連携が実現」するとしています。
またUSB 端子経由でUSB MIDI でのPC 接続にも対応するほか、「フレーズ・ループ」機能も備えます。
12種類のディレイモードの内訳は:
- STANDARD:クリアなデジタル・ディレイ
- ANALOG:BOSS DM シリーズを再現したクラシックなディレイ
- TAPE:Maestro Echoplex やRoland RE-201 などをもとに、テープ・エコー特有の温もりのあるサウンドを再現
- VINTAGE DIGITAL:80 年代テイストが味わえる初期のデジタル・ディレイサウンド。Roland SDE-2000、SDE-3000 やBOSS DD-2 を収録
- DUAL:2 つのディレイを直列または並列に接続したサウンド
- PATTERN:16 種のディレイを独立設定して生み出せるリズミカルなサウンド
- REVERSE:サイケデリックな逆再生ディレイ・サウンド
- SFX:特殊効果をもたらすユニークなディレイ・サウンド
- SHIMMER:音程を変えたディレイ音が生み出す幻想的なサウンド
- FILTER:揺らぎ効果のあるフィルターを加えたディレイ
- SLOW ATTACK:アタックを抑えたボリューム奏法のようなディレイ
- TERA ECHO:BOSS TE-2 のような広がりと動きのある独創的なエコー・サウンド。オリジナルよりもエディットの幅が広く、より細やかな音作りが可能
フットスイッチに割り当てられる機能は:
- TAP:楽曲のテンポに合わせてディレイ・タイムを設定
- HOLD:スイッチを踏んでいる間、フィードバックはホールド状態に
- WARP:フィードバックとレベルを増加させ、力強く表現力豊かなサウンドに
- TWIST:複数のパラメーターを変化させ、大胆な音色の変化を作成
- MOMENT:スイッチを踏んでいる間はディレイ音のみ出力
- ROLL 1/2:スイッチを踏んでいる間、ディレイ・タイムは設定値の半分に減少
- ROLL 1/4:スイッチを踏んでいる間、ディレイ・タイムは設定値の1/4 に減少
- ROLL 1/8:スイッチを踏んでいる間、ディレイ・タイムは設定値の1/8 に減少
- FADE IN:ディレイ音をフェード・インさせる
- FADE OUT:ディレイ音をフェード・アウトさせる
- ASSIGN 1-8:最大8 種類の異なるパラメーターをアサインしてコントロール
接続端子はInput A/B (TS)、Output A/B (TS)、CTL 1,2/EXP (TRS)、USB、MIDI In/Out。
バイパス方式はバッファードと、BOSS 製品では珍しくトゥルーバイパス(リレー式)から選択できます。
寸法と重さはW170 x D138 x H62mm、1.0kg。電源は単三電池4本またはAC アダプタに対応。消費電力は200mA。
BOSS DD-500 Digital Delay の価格や発売日は未発表。判明次第追記します。
各社から高機能なデジタルディレイが続々と発売される中、BOSS では久々のハイエンドモデルということで注目を集めそうです。
8月27日追記:国内発売は9月12日(土)予定。実勢価格は税込3万2400円です。
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ソース: BOSS DD-500
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