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2015/01/23

Hughes & Kettner TriAmp Mark 3発表。独立6チャンネルx7通りのパワー管で42種類のサウンド、128 MIDIプログラム、Red Box DI搭載の超多機能アンプ(追記)


ドイツのアンプメーカーHughes & Kettner が、ギターアンプヘッドの新製品TriAmp Mark 3を発表しました。

ヒュースアンドケトナーの看板モデルと言えるTriAmp シリーズは、初代モデルが1995年に発売された歴史のあるエレキギター用アンプ。

その初代から数えて20年目という節目の年に発表されたMark 3は、MIDI コントロール対応の独立6チャンネルや、種類の異なる3組のパワー管を各チャンネルへ自由に割り当てるThreedom Power Amp Technology など、H&K いわく「限界なし、妥協なし」な超多機能アンプに仕上がっています。


最大の特徴といえるパワーアンプ部には、2本1組のパワー管を3組搭載可能。標準でEL34 が1組、6L6 が2組搭載されていますが、H&K 独自のTSC (Tube Safety Control) システムによりKT66、KT77、KT88、6550、5881、7581/6CA7 のペアをバイアス調整なしに差し替え可能です。

また各ペアは任意の組み合わせ(ペア1のみ、ペア2+ペア3、3ペアすべてなど)で各チャンネルに個別に割り当てられるので、7通りのパワー菅 x 6チャンネル=42通りのサウンドを得られます。

加えて各チャンネル個別に設定できるブースト機能、直列・並列を選択できるエフェクトループ、ノイズゲートも搭載。それらの組み合せは最大128個まで保存でき、付属のMIDI フットコントローラーで操作できます。

各チャンネルのサウンドは:

1A: 50s Californian Clean
1B: 60s British Clean
2A: 70s British Lead
2B: 80s Brown Sound
3A: 90s Californian High Gain
3B: Modern-Day High Gain and beyond

コントロールは各チャンネルにMaster、Treble、Mid、Bass、Gain。また全チャンネル共通のマスターコントロールとしてPresence、Resonance、Volume を備えます。


そのほか本体背面にはキャビネットシミュレート機能搭載のRed Box AE DI も備え、ライブとレコーディングの両方で活用できます。

スピーカー出力は4オーム x 1、8オーム x 1/16オーム x 2、16オーム x 1。

ヘッドの寸法と重さは740 x 393 x 254 mm、22kg。ドイツで生産されます。

Hughes & Kettner TriAmp Mark 3の価格や発売日は今のところ未発表。米国でそろそろ始まるNAMM 2015で発表されると思われます。

1/26追記:米国市場価格3999ドル(約47万円)で3月発売予定です。




ソース:Hughes & Kettner / Sweetwater
参考:パール楽器 (H&K 国内代理店)

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