ページ

2015/07/30

WAXX がホットボンドとPedalogic BUFF についてコメント、「誤解を与えてしまった事を深くお詫び」


エフェクターモディファイメーカーWAXX の代表Cozy こと吉澤浩司 氏が、一連の騒動についてコメントしました。

ユーザーや関係者に謝罪するとともに、ホットボンドやPedalogic BUFF シリーズについて説明しています。


吉澤氏のTwitter でのつぶやきをそのまま引用すると:

≪お詫び≫
日頃よりwaxx製品をご愛用して頂いているお客様、誠にありがとうございます。この度の件におきまして関係者及びwaxxユーザーの皆様には大変ご迷惑をおかけしております。また当方からのコメント発表が遅くなった事も合わせてお詫び申し上げます。
https://twitter.com/_waxxxxx_/status/626439793153454081

今回ご指摘頂きました、改造品に使用しているホットボンドとBUFFの件についてご説明させていただきます。まず、ホットボンドに関しては当方の主観・経験上、ハンダの載せ替え後のマスキングやパーツ固定等のために行っています。
https://twitter.com/_waxxxxx_/status/626439903560101888

また、BUFFで使用している基板は当方が独自に発注しているものであり、市販されている基板は使用しておりません。しかしながらこれらの件でユーザーの皆様に誤解を与えてしまった事を深くお詫びいたします。
https://twitter.com/_waxxxxx_/status/626440076151517185

当方はサウンドを優先に製作を行って参りましたので全ての方に理解して頂け無い所では有りますが、そのサウンドに同調して頂いたお客様には心より感謝致します。この度は多方面からの貴重なご意見やご指摘をいただき、本当にありがとうございました。
waxx co. 吉澤浩司
https://twitter.com/_waxxxxx_/status/626440347921485825

引用は以上です。

まずホットボンドについては「ハンダの載せ替え後のマスキングやパーツ固定等のため」としていますが、Soul Power Instruments の齋藤氏が公開したWAXX Mod の画像を見る限りでは、ホットボンドの下にハンダ作業の跡はありません。

また「当方はサウンドを優先に製作を行って参りましたので全ての方に理解して頂け無い所では有りますが」という部分も、何に対しての発言なのか理解に苦しむところです。

無理やり読み解くなら、「すべてのWAXX の改造には音質向上という目的があり、無意味に見えるホットボンドにも意味があるのだが、理解されないだろうなあ」といったところでしょうか。

最初からそう明言していればモディファイ依頼を思いとどまる人も増えたかもしれませんし、だからこそ黙っていたのかもしれませんが、真意は不明です。

(Image from SPI Facebook)

(Image from SPI Facebook)

次にペダロジックBUFF シリーズについて。基板は独自に発注しているとのことですが、その基板のレイアウト(部品の配置)がタッキーパーツのSuper Mos Boost Mini に酷似していることについては触れておらず説明もありません。

タッキーは自社製品の流用を認めているので、基板をタッキーから仕入れているのであれば、WAXX/Pedalogic とタッキーの間に問題は発生しません。

しかし基本的に回路に著作権はありませんがレイアウトにはあるので、SMBM のレイアウトを勝手に流用していた場合はタッキーの著作権*を侵害していることになります。

その点を説明せずに謝罪して沈黙という姿勢からは、一刻も早くこの騒動を終わらせたいという考えが透けて見えます。

(*Z.Vex Super Hard On クローンであるSMBM の著作権をタッキーが主張できるのか、またSMBM のレイアウトはタッキー独自設計なのかという疑問もあります)

また騒動の開始から12日間もコメントが無かったうえ、平日の深夜2時に投稿していることからは、騒ぎが風化するのを待ちつつ、注目が集まるのを避けようとしている印象を受けます。

プロを含む多くのユーザーや、イシバシやタッキーという会社をも巻き込む騒動の張本人として、吉澤氏のこれら一連の行動は、いささか誠意に欠けていると言わざるを得ません。

WAXX とイシバシがコメントを出したことで、一連の騒動には一応の終止符が打たれたことになりますが、あいまいな説明によって両者への不信感は一層高まったと言えそうです。

7月31日追記SPI の齋藤氏がFacebook でWAXX のコメントに言及しました。ホットボンドやBUFF について言及しています。

2016年6月10日追記:WAXX が上記のツイートを削除しました。またSPI 齋藤氏もFacebook への投稿を削除しています。

WAXX の削除は、この騒動を一刻も早く無かったことにしたいという考えの表れと思われますが、すでに多くの人に知れ渡っている以上、自らの評価を貶めることにしかなりません。


一方でWAXX 騒動の発端となった齋藤氏は、削除の理由を公に説明していません。自らの判断なのか、それとも第三者の仲裁があったのか、真相はまったくの不明です。

またイシバシ楽器はPedalogic の取扱いを終了し、公式サイトも閉鎖しています。こちらも公式な発表はなく、早く風化させたいという考えが伺えます。

ソース: WAXX Twitter (cozy @_waxxxxx_)

関連記事
イシバシ楽器がPedalogic を終了、公式サイトも閉鎖済み

イシバシ楽器がWAXX とPedalogic の販売を順次再開、「基板工場で問題ないことを確認」

イシバシ楽器がWAXX とPedalogic の取扱いを停止?状況は「確認中」

WAXX & イシバシ楽器「Pedalogic BUFF4 はタッキーパーツと無関係」 タッキー「酷似しているように見える」

コラム:「音が良ければすべて良し」ではダメな理由

ブログの更新情報などはTwitter @gear_otaku でお伝えしています。

関連コンテンツ