ページ

2015/07/24

WAXX & イシバシ楽器「Pedalogic BUFF4 はタッキーパーツと無関係」 タッキー「酷似しているように見える」


Soul Power Instruments 齋藤氏のFacebook への投稿がきっかけで、プロギタリストをも巻き込む騒ぎになっているエフェクター改造メーカーWAXX。

そのWAXX とイシバシ楽器がコラボレートした、イシバシのオリジナルエフェクターブランドPedalogic にも、他社の基板をそのまま使っているのではないかという疑惑が生じています。


(SMBM Image from Takky Parts)

本記事トップ画像は上段がペダロジック BUFF4、下段がタッキーパーツのSuper Mos Boost Mini (SMBM)の説明書。ともにクリーンブースター・バッファーペダルです。

タッキーが公開しているSMBM の基板画像と見くらべると、BUFF4 のそれは部品の配置も含めて同じに見えます。

この件についてイシバシにメールで問い合わせたところ、「メーカーからの返答はタッキーパーツの使用を否認しており、こちらと致しましてはタッキーパーツの使用はしておりませんとご回答させて頂いております」と返信がありました。

質問メールには比較画像へのリンクを貼っているので、画像を見た上での回答と思われます。

またイシバシの言うメーカーとはWAXX を指し、Pedalogic 製品はすべてWAXX 内で生産されているとのことです。

「新しい発想のもとに開発されたオリジナルペダルシリーズ」が売り文句のBUFF4 が他社の基板を使っているなら一大事ですが、製造元のWAXX が否認しているとのことなので、ひとまずは信じておくしかありません。

しかしイシバシの回答からは、自社のオリジナルブランドへの質問にもかかわらず、責任をWAXX に丸投げしているような印象を受けます。イシバシがPedalogic にどのように関わっているのか気になるところです。

またタッキーパーツにもメールで質問しました。要約すると、

Q1. 画像のBUFF4の基板は御社の製品?
A1. 写真では隠している部分があり判別は不可能だが酷似しているように見える

Q2. 御社からWAXXまたはイシバシに部品を供給している?
A2. 直接供給はしていないが、ビルダーが個人名で購入している可能性は否定できない

Q3. Pedalogic はWAXX、イシバシ、タッキーの3社によるコラボブランド?
A3. 特にコラボレーションはしていないが、弊社のパーツを使って製品を作ることも認めているので特に気にしていない

つまりBUFF4 の基板が自社製品だったとしても、利用を認めているので無関心というのがタッキーのスタンスです。

そのため仮に後日BUFF4 の基板がタッキー製だと判明した場合、イシバシの言う「新しい発想の元に~」という説明には大きな疑問符がつきますが、WAXX & イシバシとタッキーの間に問題は発生しません。

SPI の投稿以降、WAXX 公式Twitter は一言もつぶやいていません。公式サイトのないWAXX にとって唯一の窓口ということで、一連の騒動についてそろそろコメントが欲しいところです。

なおWikipedia 情報ではありますが、WAXX はプロベーシストの鈴木渉 氏が立ち上げたブランドのようです。

(Image from Takky Parts)

なお参考までにタッキーのSMBM は、基板単品が500円、上画像の一式キットが3800円。BUFF4 は税込売価が1万2980円なので、仮にキットを使っていた場合、塗装費用と部品代を引いても十分に利益が出そうです。

またBUFF4 とSMBM の回路はほぼ同じに見えるので、SMBM を買えば出費を1/3に抑えつつ、組み立ても楽しめて同等のペダルが手に入ります。

7月27日追記:鈴木氏の公式サイトはすでに存在しませんが、ウェブ・アーカイブというサービスを使うことで過去ログを閲覧できるという投稿を本記事のコメント欄に頂きました。

利用したところ、WAXX は鈴木氏が完全監修したブランドであることが分かりました。Blue Flower さんありがとうございます。

トップ画像: Imgur
参考: イシバシ楽器 Pedalogic / 鈴木渉 (Wikipedia)

関連記事
WAXX がホットボンドとPedalogic BUFF についてコメント、「誤解を与えてしまった事を深くお詫び」

イシバシ楽器がWAXX とPedalogic の販売を順次再開、「基板工場で問題ないことを確認」

イシバシ楽器がWAXX とPedalogic の取扱いを停止?状況は「確認中」

コラム:「音が良ければすべて良し」ではダメな理由

ブログの更新情報などはTwitter @gear_otaku でお伝えしています。

関連コンテンツ