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2016/01/29

フェンダー日本支社は楽器店の商品説明もコントロール?公式説明文以外の掲載を認めず


フェンダーが長年続いた山野楽器および神田商会との代理店契約を終了し、日本に直営のFMCJ ことフェンダーミュージック株式会社を設立してそろそろ1年が経ちます。

FMCJ 設立後の大きな変化としては、楽天などのウェブショッピングモールにおけるフェンダー製品の販売禁止がありましたが、どうやら楽器店への指示はそれにとどまらないようです。



上の画像はイケベ楽器店公式サイトのスクリーンショットです。掲載されている製品はフェンダー傘下のEVH Gear の新製品EVH 5150III 15W LBX。

このページの最下部を見ると、「諸般の事情によりFenderより支給される文章以外の使用が出来ません。日本語版が支給され次第にページは更新致しますので、今しばらくお待ちください」という文が目に入ります。(赤枠は筆者がつけたものです)

つまりフェンダーは楽器店に対し独自の商品説明の掲載を認めず、フェンダー公式の説明のみを使うよう指示しているものと思われます。

海外の楽器店は5150 LBX のページに独自の説明文を掲載しているので、制限されているのは日本の楽器店のみ(もしくはイケベのみ?)のようですが、店に独自の説明を書くことを禁ずるギターメーカーというのはおよそ聞いたことがありません。

また説明を書かせないのはメーカーの方針として理解できなくもありませんが、ならばせめて発売の前日、つまり今日の時点で日本語版を楽器店に提供して然るべきとも思えます。

この指示がEVH Gear に限ったものなのか、それとも今後発売されるすべてのフェンダー製品に適用されるのか、状況を見守りたいと思います。

なおフェンダーはウェブショッピングモールでの販売は禁止していますが、楽器店の自社サイトでの販売は認めています。

これは店ごとの販売価格を簡単に比較でき、安売り競争に陥りやすいウェブモールの性質を嫌っての施策かもしれません。


FMCJ に関わる話をもう一つすると、フェンダー公式サイトの公認ストア一覧に、大手楽器店のひとつであるミュージックランドKEY の名前はありません。

フェンダーは特にヘッド形状のコピーに厳しいので、KEY がオリジナルブランドFullertone Guitars でヘッドまでそっくりなフェンダーコピーを販売していることが影響しているのかもしれません。

また日本の楽器店サウンドハウスが、オリジナルブランドPlaytech のヘッド形状を大きく変えたのも、FMCJ の設立と関連がありそうです。



ソース: イケベ楽器店 - EVH 5150III 15W LBX
参考: イケベ楽天市場店 - Fender
フェンダー公式 - フェンダー公認ストア一覧
Musicland Key - フラートーン
サウンドハウス - PLAYTECHエレキギターのニューモデルが登場
EVH 5150 LBX - Sweetwater / Andertons

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