英国のギター・ベースアンプメーカーOrange が、新製品O Bass を発表しました。レトロ感ただようシングルカットボディが目を引くエレクトリックベースです。
O bass のデザイナーは、Tiny Terror シリーズの生みの親としても知られる同社のエンジニアAdrian Emsley 氏。
Emsley 氏いわく、O Bass はしっかりした低域と力強い中域を備え、モータウンからロックンロールまで幅広い音楽スタイルに対応できるとのことです。
ボディにはオクメとバスウッドの板を張り合わせたものを採用。オクメは比較的軽量な木材で、サウンドはマホガニーに近いと言われています。
メイプル製のネックは34インチスケールで指板はローズウッド。接続方法はボルトオン。ナット幅は1.69インチ(約43mm)と、一般的なプレベ(42mm)やジャズベ(38mm)よりも広くなっています。
フレット数は19、サイズはミディアムジャンボ。トラスロッドは順反りと逆反りの両方に対応できるデュアルアクションタイプを採用します。
ピックアップはカスタム巻きのスプリットコイル・ハムバッカーをひとつ搭載。いわゆるプレベのPU です。コントロールはパッシブのマスターボリュームとマスタートーン。
本体カラーはオフブラック、オレンジ、ティアドロップ・サンバーストの3色。ブラックとサンバーストはボディとネックにバインディングが巻かれます。
またユニークな試みとして交換用ピックガードが付属します。3色ともに出荷時のピックガードはホワイト系で、交換用PG の色はオレンジがブラック、他の2色がべっ甲です。
Orange O bass の実売価格は英国で289ポンド、米国で400ドル。ギグバッグが付属します。
英国での発売は2016年5月を予定。執筆時点でオレンジの国内代理店モリダイラ楽器のサイトには未掲載です。
ポップな見た目と手頃な価格に加えて、仕様は昔ながらのプレベに近くジャンルを問わず使用可能と、初心者からベテランまで広く注目を集めそうな1本です。
9月14日追記:国内販売が始まりました。実勢価格は税込4万7520円。なお今月からオレンジの代理店がモリダイラ楽器からクロサワ楽器に変わっています。
ソース: Orange Ampification - O Bass
参考: no treble - Orange Amplification Launches O Bass Guitar
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