米国時間の2016年2月10日、エフェクターブランドDOD のデザイナーJason Lamb 氏が亡くなりました。
Lamb 氏はDOD でGrunge やDeath Metal、Gonkulator、Buzz Box、Meat Box など多くの名機・迷機を開発。エフェクターの歴史に大きな足跡を残した人物です。
(Image from America's Pedal)
Lamb 氏は1987年にDOD へ入社し、電子回路の設計やテスト、エフェクター修理を担当。
そこで受けた「DOD FX56 American Metal をナパーム・デスのようなサウンドに改造して欲しい」という要望を元に生まれたのが、その後20年以上に渡り販売されることになるFX69 Grunge でした。
Grunge の後もDeath Metal、Gonkulator、Buzz Box、Meat Box、Ice Box、Juice Box、Milk Box、Vibro Thang など多くの独創的なペダルを開発。また初期DOD 製品の復刻も手がけています。
DigiTech はLamb 氏の死去に際しコメントを発表しています。全文を訳すと、
「この手のことは苦手だから思ったことをそのまま書きます。昨日友人のジェイソン・ラムが亡くなりました。彼は1990年代のアイコンと言える、多くの人に愛されたDOD ペダルの開発者で、本当に独創的な人物でした。私と彼は多くのステージと飲み物のグラスを分け合いました。彼を失ったこの世界は、より安定して予測しやすいものになってしまいました。とても残念です」
デジテックが訃報とともに公開した画像から、Lamb 氏の享年は47~48歳と思われます。
死因は明かされていませんが、今年1月のWinter NAMM では元気な姿をみせていました。早すぎる死が残念でなりません。心よりお悔やみ申し上げます。
ソース: DigiTech (Facebook)
参考: America's Pedal (世界最高峰のDOD データーベース)
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