米国Kiesel Guitars が、ヘッドレスギター/ベースのVader シリーズにドロップトップを採用しました。
従来はボディのトップ材がエルボーカットの部分で切り落とされていましたが、今後は表面全体を覆うようになります。
(変更前のVader)
これまでKiesel はVader のボディトップ材について、深いエルボーカットに合わせて曲げることができないため、その部分は切り落とさざるを得ないと説明していました。
しかし公式Facebook やBBS などでドロップトップを求める声が後を絶たないため、新たに専用の道具を開発してその声に応えたとのことです。
このドロップトップへの変更は、2016年2月1日以降にオーダーされたすべての6/7/8弦Vader と4/5/6弦Vader Bass に適用されます。
また従来の切り落とし仕様も、特別オプションとして提供するか検討中とのことです。
なお社長のJeff Kiesel 氏は、自身の「ドロップトップは無理」という言葉を信じて購入した既存のVader オーナーに対し、「申し訳ない」と謝罪の言葉を残しています。
Kiesel はギターコミュニティの意見を積極的に取り入れる傾向にあるので、今後もすべてのモデルにおいて、予告なしに仕様が変わる可能性があることは覚えておいたほうが良いかもしれません。
そこで気になるのが、トップ材を大胆にカットしたベベルドドップが特徴のAries シリーズに、ドロップトップを採用する可能性があるのか否か。
これについてジェフ氏は自身のFacebook で、Aries にドロップトップは採用しないと述べています。
とはいえVader という前例があるので、ベベルドトップが気に入っている場合は早めにオーダーしたほうが良いかもしれません。
ソース: Jeff Kiesel (Facebook)
参考: Kiesel / Carvin Guitars (Facebook)
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