エレハモことElectro-Harmonix が、新製品Canyon Delay & Looper を発表しました。
同社の名機Deluxe Memory Man を含む9種類のサウンドと、サンプル&ホールド機能、さらにはルーパー機能も備える、多機能デジタルディレイです。
搭載するモードは、
- ECHO: デジタルディレイ
- MOD: モジュレーテッドディレイ
- MULTI: マルチタップディレイ
- REVRS: リバースディレイ
- DMM: デラックスメモリーマン
- TAPE: テープディレイ
- VERB: リバーブ+ディレイ
- OCT: オクターブディレイ
- SHIM: シマー
- S/H: サンプル&ホールド
- LOOP: ルーパー(最大62秒)
コントロールは、ディレイ音の音量を調節するFX LVL、ディレイタイムを設定するDELAY (5ミリ秒~3秒)、ディレイ音の数を決めるFEEDBACK、モードを選ぶMODE の4個。
FX LVL は、時計の2時を超えたあたりからドライ音が小さくなってゆき、そのまま右に回しきるとディレイ音のみになります。
なおS/H モードとLOOP モードのみ、FX LVL を最大にしてもドライ音は残ります。
またフィードバックノブは、S/H モードではピッキングの検出感度を、ルーパーモードでは録音したループの音量を設定します。
さらにディレイノブとフィードバックノブには2つ目の機能があり、各モードのサウンドを詳細に調節可能です。
ノブの中央にあるミニスイッチでは、タップテンポ機能使用時の、ディレイ音の分割タイミングを選択。
ボタンを押すたびに分割タイミングが変わり、それに合わせてLED の色も変わります。
色とタイミングの内訳は、
- レッド:4分音符
- オレンジ:付点8分音符
- グリーン:8分音符
そのタップテンポ機能は、本体のフットスイッチと、TAP IN 端子(モノラルフォン)に接続した市販のモーメンタリースイッチ(ノーマリーオープン推奨)で使用できます。
本体のスイッチを使う場合は、素早く2回以上続けて踏みます。なお同時にエフェクトもオンオフする点には注意が必要です。
この本体でのタップ入力機能は、出荷時点で有効になっていますが、ユーザーの操作で無効化できます。また外部スイッチを接続すると自動で無効になります。
本体内部には、Trails 機能のオンオフを選ぶミニスイッチを配置。オンにすると、ペダルをオフにしてもディレイ音が途切れず、フィードバックノブで設定した通りに鳴り続けます。
そのほか入出力端子はともにモノラル。電源は付属の9V DC パワーサプライで動作。消費電流は150mA です。
Electro-Harmonix Canyon Delay & Looper は米国で3月発売予定。実売価格は139ドル。本記事の公開時点で、国内における発売時期と価格は未発表です。
多彩な機能と手頃な価格を兼ね備えたキャニオン。入出力がモノラルなのは少々残念ですが、BOSS DD-7 やTC Electronic Flashback の強力なライバルになりそうです。
3月24日追記:国内では3月末発売予定。実勢価格は税込2万2500円前後です。
ソース: EHX - Canyon Delay & Looper
参考: Electro-Harmonix (Facebook)
サウンドハウス - エレクトロ・ハーモニックス一覧
関連記事
DOD Rubberneck 発表、最長1.5秒の多機能アナログディレイ。タップテンポ搭載、任意に発振可能
エレハモから新製品Blurst、タップテンポ対応のギター用モジュレーテッドフィルター
ブログの更新情報はTwitterとFacebookでお知らせしています。
【ポイント2倍】【送料無料】ELECTRO HARMONIX Canyon Delay & Loopers ディレイ & ルーパー【smtb-TK】
価格:18144円(税込、送料無料) (2017/6/28時点) |
0 件のコメント:
コメントを投稿