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2017/10/31

アイバニーズの新モデル情報まとめ。シリーズ名はAZ、ミディアムフレットとダンカンPU 採用?


ついにその存在が公にされた、アイバニーズの新型エレキギター。

とは言っても来年1月のWinter NAMM で発表されることが確定した以外、詳細は謎なままです。

そこで本記事では、プロトタイプの画像やエンドーサーのコメントなどをまとめつつ、仕様やラインナップを妄想したいと思います。




まずは本記事のトップ画像でアンニュイな表情を浮かべている、エンドーサーのMartin Miller に渡ったプロトタイプから。

上の動画で語られた内容をまとめると、フレットはミディアムサイズでチューニングペグはロック式。

またネックジョイントもRG のAANJ (All Access Neck Joint) とは異なる形になっています。

(左:RGCTM1 右:新型 ともに公式画像)

形状的には、アイバニーズが今年初頭に6本だけ製造したRGCTM1 にそっくりです。

(公式画像)

ピックアップはロゴから判断するにダンカン製。ノブの間のスイッチは、おそらくコイルタップ用と思われます。

またトレモロブリッジは2点式で、ゼロポイントシステムは非搭載のようです。

(公式画像)

さらにヘッドストックも一新。RG やS に似ていますが、少し丸みを帯びたデザインになっています。色的に素材はローステッドメイプルかもしれません。



同じくエンドーサーのCHON によると、プロトタイプのピックアップはダンカン製のカスタムモデルで、RG よりもネックは太くフレットは細め。そしてシリーズ名はAZ とのことです。


続いてこちらは女性エンドーサーのJess Lewis に渡ったプロトタイプ。

22フレット、SSH 配列のPU、そしてピックガードと、Martin Miller やCHON の個体とは異なる仕様を備えます。

アイバニーズが公開した画像も、24フレット / HH / ピックガードなしと、22フレット / SSH / ピックガード付きの2種類だったため、基本ラインナップはこの2つと考えてよさそうです。



詳細なラインナップについては、ロシアの楽器店のサイトにそれらしき型番が掲載されていました。

内訳は以下の8モデル。

  • AZ2402-TFF
  • AZ2402-ICM
  • AZ2204F-TAB
  • AZ2204-ICM
  • AZ242F-TSG
  • AZ242BC-DET
  • AZ224F-BTB
  • AZ224F-BIG


この型番をアイバニーズの命名ルールに則って解読すると、まず数字4桁のモデルは日本製のPrestige またはJ-Custom のいずれか。

数字の後のF は、薄いメイプル (または木目シート) を貼っていることを意味します。

基本的にJ-Custom は厚手のメイプルを使うため、4桁モデルはPrestige の可能性が高そうです。

ピックアップは、1の位が2だと2ハムバッカーでピックガードなし。4だとSSH でピックガードあり。これらの仕様はアイバニーズが公開した画像と一致します。

一方で数字3桁のモデルはインドネシア製の可能性が大ですが、日本製の可能性もゼロではありません。

ラインナップは4桁モデルと同じく、ピックガードなしのHH と、ピックガード付きSSH の2種類。

このうちAZ242BC の「BC」は、ブラックハードウェア(B) & ココボロトップ(C) か、ボコテトップ(例:RGIM7BC) の2通りに解釈できます。

そのほか全モデルに共通する要素として、ハイフンの後ろはフィニッシュの頭文字。

また型番の頭2桁は、フレット数を表している可能性も考えられます。



そして気になる価格について。まず4桁モデルがPrestige の場合、現行のPrestige RG の価格を参考に考えると、トップ材が無ければ15万円前後、ある場合は20万円前後といったところでしょうか。

また3桁モデルについては、現行のスタンダードRG が実売4万円から6万円というのが、ひとつの目安となりそうです。

(公式画像)

ここまで長々と書いてきましたが、確実なのはNAMM で発表されるということだけで、プロトタイプと製品版の仕様は異なる可能性がありますし、その他もろもろも巷の情報を元にした筆者の妄想です。

そのため読者諸兄姉の皆々様におかれましては、くれぐれも本記事の内容を鵜呑みにされることのございませんよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

Ibanez AZ Series (仮) の発表の場となるWinter NAMM Show 2018は、カリフォルニア州アナハイムにて、来年1月25日から28日(現地時間)にかけて開催予定です。

参考リンク
Ibanez Japan Facebook
Ibanez - RGCTM1 by IGDC (Ibanez Guitar Development Center)
Ibanez Wiki - Ibanez Model Numbers
A&T Trade - Ibanez
NAMM

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