PowerCab 112 は、入力音を色付けせずに再生する「フラット・モード」と、著名なギター用スピーカーの音色を再現する「スピーカー・モデリング」を搭載。
キャビネットシミュレーター搭載のデジタルモデラーは前者を、非搭載のプリアンプは後者を使うなど、使用する機材に合わせた柔軟な運用が可能です。
ラインナップはPowerCab 112 とPowerCab 112 Plus の2モデル。
共通する主な仕様は:
- スピーカー:12インチ x 1(8オーム)
- 高域用ドライバー:1インチ コンプレッションドライバー x 1(8オーム)
- 周波数特性:70Hz - 20kHz
- 出力音圧レベル:125dB SPL @ 1m
- ピーク出力:250W(低域200W、高域50W)
- XLR ダイレクト出力 x 1(マイクモデリングつき)
- スピーカーモデル:6種類(プラスは拡張可能)
- キックスタンド
- 寸法: 567 x 462 x 305mm
- 重さ:15.08kg(無印)、16.10kg(Plus)
Plus のみの機能は:
- 2インチ、128 x 32ピクセルのLCD ディスプレイ
- 128ユーザープリセット
- 128ユーザーIR
- MIDI 入出力:プリセットやIR、各種パラメーターの操作が可能
- AES/EBU | L6 LINK デジタル入出力
- FOH モニター用の追加入力端子
- Powercab Edit ソフトウェア対応(Win / Mac)
- USB オーディオインターフェース機能(Win / Mac/ iOS)
- XLR 出力のマイクモデルとマイク位置を変更可能(無印はSM58 固定)
標準搭載するスピーカーモデルの元ネタは:
- Celestion Vintage 30
- Celestion Greenback
- Celestion G12M-65
- Celestion Blue Alnico
- Jensen P12Q
- Eminence Swamp Thang
Line 6 Powercab 112シリーズは2018年5月発売予定。米国実勢価格は無印が599ドル、プラスが799ドル。
スピーカーモデルの搭載により、ペダル型やラック型のプリアンプなどを直結できるのが嬉しいところ。
本体も小型かつ軽量なので、常に自分のサウンドを持ち運びたい場合にぴったりな製品と言えそうです。
5月10日追記:国内では5月25日(金)発売予定。税込実勢価格は無印が7万9900円前後、プラスが10万6900円前後です。
ソース:Line 6 - Powercab 112
参考:MusicRadar - Musikmesse 2018: Line 6’s Powercabs promise an authentic amp-in-the-room playing experience from any modeller
Line 6 Blog - FRFRとは、そしてそのススメ
サウンドハウス - LINE6 マルチエフェクター 一覧
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