ページ

2015/11/18

JHS The Crayon 発表、Colour Box の歪み回路を抜き出したコンパクトなドライブペダル


米国のエフェクターメーカーJHS Pedals が新製品The Crayon を発表しました。同社が昨年から販売している、ヴィンテージNeve サウンドを目指したColour Box の歪み回路を抜き出したドライブペダルです。


(JHS Colour Box。左が通常版、右がハンドペイント版)

The Crayon のベースとなったColour Box は、ギターのほかヴォーカルやキーボードなどにも使えるペダル型のプリアンプ。英国生まれのNeve コンソールにならい、製品名のつづりもアメリカ風のColor ではなくColour になっています。



The Crayon はColour Box からXLR 入出力を取り除き、コントロールもシンプルにしたギター用エフェクター。レコーディングの際にギターをコンソールに直接つなぎ、クリップさせて得た独特な歪みを再現します。

JHS いわくゲイン幅は「チューブライクな軽いオーバードライブから、クラシック・ロック・ディストーション、そして唸るようなファズ」。



コントロールは上から音量を調節するMaster、歪みを調節するPre-Vol、EQ。EQ は12時位置でフラット、左に回すと低域を強調して高域をカット、右に回すとその逆です。

加えて右上のHi-Pass スイッチでは、ハイパス周波数帯を200Hz と 750Hz から選べます。


JHS The Crayon は2015年11月27日発売予定。価格は199ドルです。

なお奇しくも本日エレハモが、同じCrayon という名前のオーバードライブペダルを発表しています。

この件についてJHS は米国のギターフォーラムに、「The Crayon は今年8月のLA Amp Show で披露していて、それ以降は公式サイトにも掲載されていた。CME のデモは9月5日に撮影しているし、商標も今年の秋に申請ずみ。エレハモは先週末のNashville Amp show で見ているはず。うーん」と投稿しています。

エレハモのクレヨンは「The」がつかないという違いはありますが、なんとも紛らわしい状況です。揉めることなく円満に解決されることを願いたいところです。

ソース: JHS Pedals - The Crayon
参考: The Gear Page - JHS Crayon

関連記事
速報: Electro-Harmonix Crayon 発表。2バンドEQ 搭載、「カラフルなトーン」を提供するフルレンジ・オーバードライブ

ブログの更新情報はTwitterFacebookでお知らせしています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

関連コンテンツ