米国のエフェクターメーカーJHS Pedals が新製品The Crayon を発表しました。同社が昨年から販売している、ヴィンテージNeve サウンドを目指したColour Box の歪み回路を抜き出したドライブペダルです。
(JHS Colour Box。左が通常版、右がハンドペイント版)
The Crayon のベースとなったColour Box は、ギターのほかヴォーカルやキーボードなどにも使えるペダル型のプリアンプ。英国生まれのNeve コンソールにならい、製品名のつづりもアメリカ風のColor ではなくColour になっています。
The Crayon はColour Box からXLR 入出力を取り除き、コントロールもシンプルにしたギター用エフェクター。レコーディングの際にギターをコンソールに直接つなぎ、クリップさせて得た独特な歪みを再現します。
JHS いわくゲイン幅は「チューブライクな軽いオーバードライブから、クラシック・ロック・ディストーション、そして唸るようなファズ」。
コントロールは上から音量を調節するMaster、歪みを調節するPre-Vol、EQ。EQ は12時位置でフラット、左に回すと低域を強調して高域をカット、右に回すとその逆です。
加えて右上のHi-Pass スイッチでは、ハイパス周波数帯を200Hz と 750Hz から選べます。
JHS The Crayon は2015年11月27日発売予定。価格は199ドルです。
なお奇しくも本日エレハモが、同じCrayon という名前のオーバードライブペダルを発表しています。
この件についてJHS は米国のギターフォーラムに、「The Crayon は今年8月のLA Amp Show で披露していて、それ以降は公式サイトにも掲載されていた。CME のデモは9月5日に撮影しているし、商標も今年の秋に申請ずみ。エレハモは先週末のNashville Amp show で見ているはず。うーん」と投稿しています。
エレハモのクレヨンは「The」がつかないという違いはありますが、なんとも紛らわしい状況です。揉めることなく円満に解決されることを願いたいところです。
ソース: JHS Pedals - The Crayon
参考: The Gear Page - JHS Crayon
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