Electro-Harmonix がオーバードライブペダルの新製品Crayon を発表しました。エレハモいわくクレヨンは「中域を強調する多くのOD ペダルとは異なり、リッチな倍音成分とフル・ボディのトーンを備えるフルレンジ・オーバードライブ」です。
コントロールは上段がVol とGain。ゲインはクリーンブーストからハイゲインオーバードライブまでをカバーします。
下段のBass とTreble ノブでは、それぞれ低域と高域をカット・ブースト可能。両方をカットすることで中域の強調も可能です。
そのほかバイパス方式はトゥルーバイパス。電源は9V 乾電池とパワーサプライに対応します。
Electro-Harmonix Crayon の価格や発売日は未発表。判明次第お伝えします。
なおクレヨンはエフェクターとしては珍しく1つのペダルで2種類のデザインを用意しますが、その理由は「(創業者の)マイクが教えてくれないので謎」(from 公式動画のコメント欄)とのことです。
またデモ動画のサウンドや2バンドEQ 搭載という点から、クレヨンはPaul.C Timmy 系のペダルのような印象を受けます。
エレハモはSoul Food (Klon Centaur)、East River Drive (Ibanez TS808)、OD Glove (Fulltone OCD) と他社製品のクローンペダルを販売していることもあり、Crayon がTimmy クローンである可能性も十分にありそうです。
その線で考えると、クレヨンの「カラフル」という売り文句は、色付けが少ないトランスペアレント系ペダルのTimmy を意識して、敢えて真逆の言葉で売りだそうとしているのかもしれません。
追記1:米国では本日発売。定価83.63ドル。実売価格は62.75ドルです。
追記2:時を同じくしてJHS Pedals が同じ名前のドライブペダルを発表しました。JHS の中の人はエレハモのクレヨンの存在は知らなかったようで困惑している様子です。
追記3: 国内では12月下旬発売予定。実売価格は税込1万1000円前後です。
追記4:海外の自作フォーラムによると、Xotic BB Preamp とほぼ同じ回路のようです。本記事のコメント欄にも同様の情報を頂いていました。ありがとうございました。
ソース: EHX.com - Crayon
参考: キョーリツコーポレーション - EHX Crayon
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