米国ニューヨークのレコーディングエンジニアJim 氏が、古いテープレコーダーを改造して製作したテープエコーユニットSPACE CASE Tape Echo を発売しました。
中古のマランツ製レコーダーを完全にレストアした後、ドライ/ウェットレベル調節ツマミやオペアンプドライブ機能、インサート端子などを追加し、幅広い楽器に対応するエコーマシンに仕上げています。
基本操作には前面に配置されたTime、Feedback、Tone、Echo Level、Dry Level ノブと、その上の録音(赤)、再生(緑)、停止(黄)ボタン、右端の入力レベルノブを使用。
入出力とインサート端子は背面に搭載。標準モデルはラインレベルのアンバランス接続専用ですが、バランス接続対応の上位モデルも選べます。
また別売のHi-Z 入力対応ブレイクアウトペダルを使うことで、エレキギターなどのハイインピーダンス機器にも対応します。
SPACE CASE Tape Echo は公式サイトで販売中。毎月の販売台数が限られているので、ポチる前に生産状況を確認したほうがよさそうです。なお11月分まで完売しています。
価格は標準モデルが650ドル、バランス対応モデルが775ドル。ブレイクアウトペダルは150ドルです。
安価とは言えませんが、専用テープが必要なFulltone SSTE とT-Rex Replicator が、ともに発表時から値上がりし900ドルになったことを考えると、適切な価格と言えるかもしれません。
またJim 氏いわく、使うカセットテープの種類や録音時間によって音質が変わるとのことなので、色々と試す楽しみもありそうです。
ソース: SPACE CASE Tape Echo
参考: TGP - The Space Case (Cassette) Tape Echo
Muff Wiggler - Space Case Tape Echo
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