コルグがペダル型チューナーの新製品Pitchblack mini を正式発表しました。超コンパクトな筐体ながら電池駆動にも対応する、ギター・ベース用チューナーです。
ピッチブラックミニは今年1月のWinter NAMM で参考展示されていた製品。NAMM では精度+/- .01セントという記載がありましたが、今回発表された仕様によると最大で0.1セントとのことです。
主な仕様は精度+/- 0.1セント(ストロボモード時)、測定範囲E0 (20.60Hz)〜C8 (4186Hz)、基準ピッチ範囲A4=436~445Hz (1Hz 刻み)、入力インピーダンス1MΩ (チューナーON 時)。
画面は7セグメントのカラーLED。表示方法はレギュラー、ストロボ、ハーフ・ストロボの3種類から選べます。
バイパス方式はトゥルーバイパス。チューニング時は入力音をミュートします。
電源は別売の9V パワーサプライに加えて、ボタン型のCR2032 リチウム電池2個でも動作可能。電池での連続駆動時間は3時間。消費電流は最大40mA です。
寸法と重さはW45 x D93 x H43mm (ゴム足込)、129g (電池込)。底面には転倒を防ぐためのスライド式スタビライザーを備えます。
コルグPitchblack mini は2016年3月26日(土)発売予定。メーカー希望小売価格は税別9000円。実勢価格は税込7560円です。
競合製品と言えるTC Electronic PolyTune 2 Mini と比べてみると、ピッチブラックミニは複数の弦を同時に検知するポリフォニックチューニングは非対応で、カポモードやドロップチューニングモードも非搭載。
一方で基準ピッチを変更できることと電池駆動への対応は、ポリチューン2ミニにはない特徴です。
またサイズはピッチブラックミニの方がわずかにコンパクトかつ軽量(TC はW51 x D93 x H45mm、160g) です。
互いに相手にはない特徴を備えるので、この2製品から選ぶ際は必要な機能を事前に把握しておくことが重要と言えそうです。
7月21日追記:本体色にホワイトが加わりました。限定モデルではなく通常モデルとして販売します。価格はブラックと同じです。
10月26日追記:いつの間にか実売価格が6000円を切っていました。なかなかお買い得感があります。
ソース: KORG - Pitchblack mini
参考: 島村楽器Guitar Selection
TC Electronic - PolyTune 2 Mini
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