MXR サイズのBig Muff など昨年末から新製品を多数発売している、エレハモことElectro-Harmonix。
そのうちのひとつEast River Drive の開発にあたり、Tube Screamer の改造などで知られる米国のエフェクターメーカーAnalog.Man が協力していたことが分かりました。
アナログマン公式サイトに掲載されているERD の開発経緯は、
「EHX がクラシックなオーバードライブペダルを作ろうとした際、誰よりもチューブスクリーマーを知り尽くしている我々アナログマンに協力を求めました。EHX のマネージメント部門および開発部門と協力した結果、彼らはJRC4558D チップを採用するなど、我々の設計通りにこの素晴らしいペダルを生みだしました。どの価格帯でも勝者になれるこのペダルが、100ドル以下で購入できるなら迷うことはありません」
またアナログマンの創設者アナログマイク氏は、ERD に対しエレハモが特別な改造を求めなかったため、現行TS808 と同じ部品を使った同じサウンドのペダルになったと、海外のギターフォーラムで述べています。
ではアナログマンがERD 開発においてどのような協力をしたのか?という質問については、「エレハモはピュアなTS808 を作りたかったが、TS に関する情報を持っていないのでアナログマンへ助言を求めてきた」と回答しています。
なおERD のバイパス方式について、アナログマイク氏は現行TS808 同様にインプットとアウトプットの両方にバッファーが入っていると述べていますが、EHX のサイトやERD のマニュアルにはトゥルーバイパスと記載があります。
これはエレハモが他社の現行製品の完全なクローンを作ることに躊躇したことの表れとも受け取れます。
アナログマン監修のTS が実売58ドルという手頃な価格で入手できるのは、ギタリストとしては嬉しい半面、堂々とコピーされたアイバニーズの心中は穏やかではないかもしれません。
ソース: AnalogMan - Electro-Harmonix East River Drive
参考: EHX - East River Drive
Pro Guitar Shop - Electro Harmonix East River Overdrive Review
The Gear Page - Analogman helped design EHX East River Drive -- anyone compare that to his TS9 mod?
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