エレハモことエレクトロ・ハーモニクスが、ファズペダルBig Muff シリーズの新製品Deluxe Big Muff Pi を発表しました。
Deluxe Big Muff Pi は、従来のBig Muff Pi にフットスイッチ切替え可能なミッドブースト/カット機能やベースブーストスイッチ、アタックコントロール機能、ノイズゲート機能、エクスプレッションペダル対応を追加。伝統のBig Muff サウンドはそのままに多機能化したモデルです。
基本のBig Muff サウンドはVolume、Tone、Sustain の3ノブで設定。
その右のAttack は、ハイゲイン設定でもピックアタックや弦の分離感を維持するための、クリーンミックス的なノブです。具体的には、ファズ回路と並走するオーバードライブ回路のサウンドを混ぜる量を調節します。
クリーンではなくドライブサウンドを混ぜる理由は、おそらく完全にクリーンなサウンドはハイゲインなファズサウンドと馴染まず、分離して聴こえるためと思われます。
Gate はノイズゲートの掛かり具合を調節。Bass Boost スイッチは低域のブースト機能をオン/オフします。
Mids Level ノブとFreq ノブ、およびQ スイッチは、Mids フットスイッチをオンにした際の効果を設定します。
Level ノブでは、中域のブースト/カット量を+/- 10dB の範囲で調節。時計の12時位置でフラット、左に回すとカットし、右に回すとブーストします。
Freq ノブは、ブースト/カットする周波数帯を310Hz から 5.0kHz の範囲で設定。なおLevel ノブを12時位置にセットしていると、Freq ノブを回してもサウンドは変化しません。
Q スイッチでは、ブースト/カットする周波数帯の幅をHigh (広い)/Low(狭い) から選択します。
加えて本体内部のトリムポットでは、High Q の帯域幅、High Q の音量、Mids EQ 全体の音量を調節できます。
また本体右側面のEXP 端子にエクスプレッションペダルを接続すると、Freq ノブをリアルタイムに調節でき、ワウペダルのようなサウンドを鳴らすことが可能です。
ほか主な仕様は、トゥルーバイパス、9V 電池駆動 (DC9V センターマイナスパワーサプライ対応)。EXP 端子はTRS ケーブル対応です。
米国での定価は159.54ドル。発売日は未発表。
ソース:Electro-Harmonix
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