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2015/02/27

VFE Pedals Blues King V3 発売。Analog Man King of Tone / Marshall Bluesbreaker ベースの多機能オーバードライブ


米国のエフェクターメーカーVFE Pedals が、新製品Blues King V3 を発売しました。

Blues King はMarshall Bluesbreaker ペダルと、その発展形と言えるAnalogman King of Tone がベースのオーバードライブペダル。3代目となるV3 はブルージーなローゲインOD という基本サウンドは保ちつつ、3ウェイスイッチがツマミになり詳細な設定が可能になるなど進化を遂げています。

(左がV1、右がV2)

V3 のコントロールは大きなノブのTone、Drive、Level と、小さなツマミのBass、Hard、Soft の計6個。

Tone は高域を、Drive は歪みの量を、Level は最終的な音量を調節。Level ノブでは最大9db のボリュームブーストが可能なほか、Tone とプリゲインステージの低域を調節するBass をカットすることで中域のブースターとしても使えます。

またHard とSoft ツマミでは、回路上の2か所のゲインステージにおけるクリッピング方法を設定します。

Hard は右に回すとゲルマニウムダイオードの非対称クリッピング、左に回すとシリコンダイオードの対称クリッピング、時計の12時位置でクリッピング無し。

Soft はクリッピング方式を非対称(左回転)、対称(右回転)、無し(12時)から選択。こちらのダイオードの種類は説明がありませんが、V2 と同じならばシリコンです。

音質は非対称が最もゲイン、コンプレッション、倍音が多く、対称はよりダイナミックかつ「クランチー」(=ザクザク)。またHard とSoft をともに12時にセットするとクリーンブースターになります。


その他の主な仕様は、フットスイッチがソフトクリックの電子リレー式トゥルーバイパス。ユニークな機能としてフットスイッチを5秒間踏み続けることでモーメンタリーモード(踏んでいる間だけオン)へ切替えられます。

電源はセンターマイナスのDC 9V-18V パワーサプライと9V 乾電池に対応。寸法は突起部込みで66 x 111 x 53mm。

VFE Pedals Blues King V3 は、標準モデルとハイゲインな「Burn」バージョンともに直販189ドル(約2万2500円)で販売中。オンラインで本体やノブ、LED の色などをカスタマイズして注文することも可能です。日本への送料は1個39ドル。

なおVFE は各ペダルで使用したケースやキャパシタ、基板の製造元などの情報を製品ページで公開しています。

また国内代理店オールアクセスのサイトには、過去にVFE が公開していた各ペダルの回路図と詳細な解説が掲載されていますので、興味のある方はあわせてどうぞ。


ソース:VFE Pedals / Facebook
参考:オールアクセス

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