米国のシンセサイザーメーカーPittsburgh Modular Synthesizers が、ユーロラック規格のシンセやエフェクターをエレキギターで使うためのケースPatch Box を発表しました。
専用ケースにセットして手で操作するのが基本のユーロラックユニットを収めることで、エレキギターを演奏中に足での操作が可能になります。
公式Facebook やInstagram に投稿された画像からは、3つのフットスイッチを備え、6個までのユニットを搭載できるほか、エクスプレッションペダル端子や各ユニットを繋ぐパッチケーブル用端子などを備えることがうかがえます。
モジュラーシンセの魅力と言えるリアルタイムのパッチケーブル繋ぎ変えは難しそうですが、ユーロラックユニットがペダルボードに組込みやすくなることで、新たなギター/ベースサウンドの可能性が広がりそうです。
Patch Box の詳細は、4月15-18日にドイツのフランクフルトで開催される欧州最大規模の楽器見本市Musikmesse 2015 で発表予定。
ここ数年盛り上がりを見せるユーロラック規格のモジュラーシンセ/エフェクターの波はギター業界にも押し寄せつつあるようです。
ちなみにユーロラックとは1990年代に独Doepfer 社が生み出した規格。1ユニットあたりの寸法は、高さが19インチラック規格での3U (133.4mm)、幅が0.2インチ(約5.08mm)。
幅はHP (Horizontal Pitch)という単位で表され、2HP や4HPなど幅の広いユニットも存在しますが、高さは固定です。
また似た規格にAPI 500 (LunchBox) があり、対応製品を販売中のギター用エフェクターメーカーもありますが、両者に互換性はありません。
Empress Effects のAPI 500 対応コンプレッサーECM-519。(公式 / 代理店)
ソース: Pittsburgh Modular (Facebook / Instagram)
参考: Doepfer
Sneak peek of the Patch Box. Fully modular effects for guitars and synths! Details soon... #musikmesse2015 pic.twitter.com/emUyenUKZj
— Pittsburgh Modular (@pghmodular) 2015, 3月 27
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