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2015/05/16

コラム: 動画で観る3 ベスト パワーコード ソングス


こういうブログを書いていると、日々高価な機材の詰まったペダルボードや驚異的な技術を持ったバンドを目にします。もちろんその手のモノが好きで自ら探し求めているのですが、それが続くと食傷気味に感じることもままあるわけです。

そんな時に筆者が聴き/弾きたくなるのはシンプルで爽快感のあるパンクロック。そしてパンクといえばパワーコードということで、今回は「独断と偏見で選ぶ最高のパワーコードソング」を3曲ご紹介します。


1曲目は米国のパンクロックバンドGreen Day のShe。1994年のアルバムDookie に収録されています。

ドゥーキーはグリーンデイの代表曲Basket Case をはじめ名曲揃いのアルバムですが、その中でもShe は3つのパワーコードしか使われていないのが最高です。

レギュラーチューニングの場合、使うコードは6弦2フレット+5弦4フレット、5弦2フレ+4弦4フレ、5弦4フレ+4弦6フレの3つのみ。

この2分14秒のスリーコードソングには、ギターを弾くシンプルな楽しさが詰まっていると思います。


こちらはDookie が発売され乗りに乗っている1994年のライブ。L.A. Sound Design が改造した100W のプレキシマーシャルに、Seymour Duncan JB SH-4 を載せたフェルナンデスのストラトコピー「Blue」を直結して最高のサウンドを鳴らしています。


何かキメているとしか思えない超ハイテンションの冒頭トークをざっくり訳すと、「帰らなきゃ」「自転車に乗る」「窓を割る」「不安なの?」「クソ!」



お次はGreen Day の子どもといえる米国のポップパンクバンドBlink-182。曲は1997年発売のアルバムDude Ranch (野郎牧場) からJosie。

She と比べてコードの数こそ増えますが、パワーコードオンリーなので耳コピの練習にも良いかと思います。ギターはMesa/Boogie Triple Rectifier に直結です。

またJosie も含めブリンクのミュージックビデオは笑える内容のものが多いので、落ち込んだときは彼らの公式YouTube チャンネルをチェックすると気分が晴れるかもしれません。


本題からはそれますが、話しついでに彼らの名を世界に知らしめたWhat's My Age Again? のMV をご紹介します。曲名は「歳相応って何?」といったところ。

サムネイルから伝わってくる通りヒドい(褒め言葉)MV です。曲は1999年のアルバムEnema of the State (アメリカの浣腸)収録。

なおJosie のMV に出演している初代ドラマーのスコットは1998年に脱退し、後任に現ドラマーのトラヴィスが加入しています。



最後はパンクロックのゴッドファーザーThe Ramones のBlitzkrieg Bop (電撃バップ)。3曲中で最難関のこの曲を〆にご紹介します。

難しい理由はフルダウンピッキングという掟を守る必要があるため。オルタネイトピッキングで弾くとラクな曲ですが、動画のジョニーのようにひたすらピックを叩きつけることで生まれるサウンドが重要です。

…などと偉そうに言ってはみましたが、さらにテンポが上がった後期ラモーンズではジョニーもオルタネイトで弾いています。


しかしながらこの1996年のラストライブと上の1977年をくらべると、テンポの遅い77年の方がより勢いが感じられます。ジョニーが29歳と47歳という違いはありますが、それ以上にピッキングの違いが曲の雰囲気の違いにつながっているように思えます。


「独断と偏見で選ぶ最高のパワーコード曲」は以上です。ペダルボードを組むのは楽しいものですが、たまにはアンプに直結でパワーコードをガツンとやるのもなかなか爽快でよいものです。

同様の記事として「動画で観る5 ベスト Phaser ソングス」「5 ベスト FUZZ ソングス (動画&ボード画像つき)」もありますので併せてどうぞ。

参考: PremierGuitar - Green Day Rig Rundown

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