アイバニーズがエレキベースの新製品SRAS7 を発表しました。1本の中にフレッテッドとフレットレスが共存する、ハイブリッドな7弦ベースです。
(Ibanez Ashula SR2010ASC)
なんとも珍しい仕様のベースですが、アイバニーズがフレッテッドとフレットレスを1台に詰め込んだのは今回が初めてではなく、2010年に6弦のAshula SR2010ASC というモデルを数量限定で販売しています。
仕様的には5~7弦がフレットレスのSRAS7 に対し、1~2弦がフレットレスのSR2010ASC と、フレットレスの場所が逆になったのが大きな違いです。
またSRAS7 はフレッテッド用のマグネティックPU とフレットレス用のピエゾPU というデュアルPU 構成ですが、SR2010ASC はマグネティックPU のみを搭載します。
SRAS7 の主な仕様は、ボディがポプラバール&アッシュトップ、マホガニーバック。
ネックは34インチスケール、メイプル/パープルハート/ローズウッドの7ピースネック、パープルハート指板(フレットレス側)、ローズウッド指板(フレッテッド側)。
ピックアップはフレッテッド用がパッシブのSRAS Super J x2。フレットレス用は、アイバニーズいわくアップライトベースのようなサウンドのAeroSilk ピエゾ。
コントロールはSuper J 用がボリューム、バランス、トレブル、ベース。ピエゾ用がボリュームとトーン。
3ウェイのミニスイッチでは各PU の単体使用とミックスを切り替えます。
出荷時の弦のゲージとチューニングは、1弦から045/G、065/D、085/A、105/E、045/G、065/D、080/A。1~3弦と5~7弦が同じ音域をカバーします。
また標準でフレッテッド側にはラウンドワウンド弦を、フレットレス側にはフラットワウンド弦を張っています。
そのほか面白い試みとして、着脱可能な段差付きのフィンガーレストが付属し、取付方向を変えることで親指と指板の距離を調節可能です。
Ibanez SRAS7 の価格や発売日は、米国で今月19日から始まるNAMM Show で発表されるものと思われます。
発売の暁には、SRAS7 のユニークな仕様を存分に活かした、新しい発想の曲と演奏が生まれることを期待したいところです。
1月18日追記:国内では3月発売予定。実勢価格は税込14万5000円前後です。
ソース: Ibanez - SRAS7
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