GHS が新製品Balanced Nickels を発表しました。各弦のテンションを均一化し、弾き心地と音質を揃えたカスタムゲージのエレキベース弦です。
(GHS Balanced Nickels テンション一覧)
ラインナップは4弦と5弦のロングスケール用が各2種類ずつ、4弦ショートスケール用が1種類の計5種類。
いずれもラウンドコア(円形の芯線)とピュアニッケルの巻線を組み合わせた、ラウンドワウンド弦です。
各セットのゲージは、
4L-NB Light : 40 - 56 - 76 - 101
5L-NB Light : 40 - 56 - 76 - 101 - 126
4M-NB Medium : 44 - 60 - 80 - 106
5M-NB Medium : 44 - 60 - 80 - 106 - 130
4700 Short: 44 - 60 - 80 - 106
参考までに4弦ミディアムのテンションを同社の通常モデルと較べると、
4M-NB : 47.5 - 46.1 - 45.8 - 44.8 lbs (44/60/80/106)
M3045:44.8 - 50.1 - 49.4 - 42.2 lbs (45/65/85/105、ヘックスコア)
RC-M3045:37.3 - 46.0 - 49.3 - 40.8 lbs (45/65/85/105、ラウンドコア)
つまり一般的なセットは1弦と4弦が柔らかく2弦と3弦が硬いため、バランスト・ニッケルズは後者を細くすることで均一なテンションを得ています。
GHS Balanced Nickels の直販価格は4弦セットが24.67ドル、5弦セットが35.38ドル。
バランスドテンション弦を世に広めたダダリオとの違いが気になるところです。
なお弦の構造的には、GHS がラウンドコアとピュアニッケル巻線、ダダリオがヘックスコアとニッケルメッキを施したスチール巻線という違いがあります。
一般的に音質はラウンドコア+ピュアニッケルがヴィンテージ系、ヘックスコア+ニッケルメッキのスチールがモダン系と言われていますが、素材以外にも様々な要素が音質に影響を与えるため、違いを知るには実際に試してみたいところです。
ソース: GHS - Balanced Nickels
参考: GHS Online Store - Balanced Nickels
GHS - Bass String Guide (PDF)
D'Addaio 日本公式サイト - Balanced Tension
D'Addario - String Tension Pro
(ネックスケールや弦のゲージを入力してテンションを計算するサイト)
サウンドハウス - ベース弦一覧
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