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2020/04/23

Kiesel がクレームを入れた顧客を罵倒し大炎上、後に非を認め謝罪(追記)


Kiesel の公式SNS が大炎上しました。理由は完成したギターの品質に納得いかず、クレームを入れてきた顧客に対し、社長のJeff Kiesel 氏が激しい言葉を使って罵倒したため。

後にジェフ氏は自らの非を認め公式に謝罪し、顧客もそれを受け入れたとのことです。






事の発端は、Facebook のKiesel グループに投稿された1枚の写真。本記事のトップに貼ってあるのがそれですが、一見してネックと指板の色が大きく異なっているのがわかります。

顧客のオーダーシートにはネックと指板ともにローステッドメイプルと書かれているため、本来であればほぼ同じ色になるはずです。



この指摘に対しKiesel は、「ネックと指板ともにローストされており、色味の違いは誤差の範囲」と回答します。

そして顧客(Carvin 時代から何本も注文している長年のユーザー)に対し、

1:文句を言わずにギターを所有する
2:返品料金を払って返品し、再オーダーする(こんどは色が合うといいね!という皮肉付き)
3:返金してブラックリストに入る

という3つの選択肢を突きつけます。

この選択肢や一連の経緯については、社長のジェフ氏が公式SNS での生配信でみずから述べたものです。

またその配信ではクレームを入れてきた顧客へ、「赤ん坊か?」「泣き言を言うな」など、おもわず耳を疑うような暴言を放っています。

このKiesel の対応に、公式SNS はもちろん、様々なギター系フォーラムも大炎上。

Kiesel の対応に非難の声が高まる中、ついに本日ジェフ氏が謝罪動画を投稿することとなります。

その動画では、ジェフ氏が自らの行為を「どうしようもないクソったれのアホ」で「完全に間違っていた」と認めて謝罪。顧客も謝罪を受け入れ、ネックは再製作することになったとのことです。

また今後は、ローステッドメイプルの色の濃さを選べるようにすると述べています。

というわけで、とりあえず本件は一件落着ということになりました。

とはいえKiesel は、過去にも完成したギターやベースの品質について顧客と揉めており、そのたびにSNS やフォーラムがプチ炎上しています。

そして常に炎上の中心にいるのがジェフ氏です。これまでの炎上案件を見るに、Kiesel という会社はジェフ氏の独裁体制にあり、彼に忠告できる人間が存在しないために暴走を許し、炎上へと繋がっているように思えます。

ジェフ氏には、今回の件を期に考えを改めるとともに、周囲の人々の言葉に耳を傾けるようになることを願います。

4月25日追記:Kiesel がKiesel がローステッドメイプルを無償オプション化しました。

さらに焙煎をライト・ミディアム・ダークの3種類から選択可能にするとともに、ネックと指板ともにローステッドメイプルを選んだ場合は、できる限り色味を合わせるとしています。




追記ソース:Kiesel Guitars - Instagram
参考リンク
SevenString.org - The Carvin / Kiesel Thread

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