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2015/02/11

EarthQuaker Devices Fuzz Master General 発表。Ace Tone Fuzz Master FM-2 ベースのオクターブファズ


米国のエフェクターメーカーEarthquaker Devices (EQD)が、ファズペダルの新製品Fuzz Master General を発表しました。

製品名でピンと来たかもしれませんが、1970年代に日本の電子楽器メーカーAce Tone が発売したオクターブファズFuzz Master FM-2 をベースに、3種類のクリッピング切替機能を搭載するなどEQD 流のひねりを加えたペダルです。


コントロールはTone、Level、Fuzz の3ノブと、クリッピングダイオードをゲルマニウム(1)、シリコン(2)、無し(3)から選択するミニトグルスイッチ。

サウンドは1がオープンでルーズなファズ、2はタイトかつコンプレッションの強いファズ、3は純粋なトランジスタのみのオープンな歪み。

このペダルの最大の特徴と言えるモード3では、Fuzz を下げるとサウンドがほぼアッパーオクターブのみになり、リングモジュレーターのような金属的な響きを放つことができます。

上の公式動画では1分37秒頃からモード3のデモが始まります。ディレイやリバーブなどを組み合わせると宇宙空間的な雰囲気を創り出せそうです。

そのほか電源はDC9V 2.1mm センターマイナスのパワーサプライまたは9V 乾電池に対応します。

Earthquaker Devices Fuzz Master General の直販価格は175ドル(約2万1000円)。発売は今月末頃の予定です。


ちなみに元ネタのFM-2 を開発したエース電子工業は、ローランドの創業者として知られる梯郁太郎氏が創業した会社です。エース電子を退社後に設立したローランドは、世界的な楽器メーカーとして今日まで続いています。


こちらはFM-2 のデモ動画。国産ファズらしいエグい歪みです。

ソース:Earthquaker Devices
参考:The 中古楽器屋 楽器殿堂 FM-2

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