BOSS がギター・ベース用チューナーの新製品2モデルを発表しました。定番チューナーのTU-3 を元に、トゥルーバイパスモードを搭載したTU-3W と、フットスイッチを省略した超小型のTU-3S がラインナップに加わります。
ブラックの筐体が新しいTU-3W は、BOSS のプレミアムライン「技 WAZA CRAFT」初のチューナー。
「オーディオ回路を新たに設計し直し、今までになくピュアな信号伝達を実現」(by BOSS) するとともに、新たにバッファードバイパスとトゥルーバイパスの選択も可能になりました。
主な仕様は精度+/- 1セント、測定範囲C0 (16.35Hz) - C8 (4,186Hz)、基準ピッチ(A4) 436 - 445Hz (1Hz 刻み)、規定入力レベル -20dBu、入力インピーダンス 1Mオーム、出力インピーダンス 1kオーム。
表示モードはセントとストリームの2種類。動作モードはクロマチック、クロマチック・フラット x2、ギター、ギター・フラット x2、ベース、ベース・フラット x3。
電源は9V 乾電池と別売のパワーサプライに対応。消費電流は通常60mA、高輝度モード時110mA。他のペダルへ電力を供給するためのパラレル出力端子も備えます。
TU-3S はTU-3 のフットスイッチを省略して小型化したチューナー。BOSS ES-8 やES-5 のような、チューナーアウトを備えるスイッチングシステムと組み合わせることを想定しています。
チューナーとしての基本機能はTU-3 に準じ、精度+/- 1セント、測定範囲C0 (16.35Hz) - C8 (4,186Hz)、基準ピッチ(A4) 436 - 445Hz (1Hz 刻み)。表示モードと動作モードはTU-3W と同じです。
電源は別売のAC アダプタにのみ対応し、消費電流は通常35mA、高輝度モード時が95mA。パラレル出力も備えます。
寸法と重さは幅73 x 奥84 x 高56mm、220g。バイパス方式はバッファードバイパスです。
BOSS TU-3W とTU-3S の価格はオープン。ともに発売は2016年5月の予定です。
新製品の1セントという精度は、精度0.1セントが主流となった現在では物足りなく映ります。ボスの技術を持ってすれば精度を高めることは容易に思えますが、そうしなかった理由が気になるところです。
4月11日追記:米国ではTU-3W が149ドル、TU-3S が99ドルで予約が始まりました。
無印TU-3 が米国で99ドル、国内9900円前後なので、3W は1万5000円前後、3S は1万円前後が国内価格の目安となりそうです。
5月27日追記:TU-3S の国内販売が始まりました。実勢価格は税込1万800円。またTU-3W は6月11日(土)発売。実勢価格は税込1万6200円です。
ソース: BOSS - TU-3W / TU-3S
参考: BOSS ニュースリリース
Sweetwater - TU-3W / TU-3S
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