英国の音響機器メーカーKLARK TEKNIK が、新製品1176-KT を発売しました。実売599ドルという手頃な価格が目を引く、名機UREI 1176 のクローンです。
1176-KT はUREI 1176LN のRev. D とRev. E を元に設計した、2U ラックサイズのFET コンプレッサー。
本家の回路をディスクリートで忠実に再現するとともに、同じMusic Group 傘下のMIDAS 製カスタムトランスを入出力用に搭載することで、よりピュアなサウンドを提供するとしています。
コントロールも本家にならい、レシオは4:1、8:1、12:1、20:1 の4種類。もちろん「全押し」も可能です。
ツマミはInput、Output、Attack、Release の4つ。ヴィンテージスタイルのVU メーターはゲインリダクションまたは出力レベルを表示します。
本体背面には100V-240V 対応の電源端子と、バランス接続の入出力を配置。XLR 端子はノイトリック製です。
クラーク・テクニック1176-KT の米国での実勢価格は599.90ドル。国内代理店の定価は税別15万円(!)です。
なおクラークテクニックはイギリスのメーカーですが、2009年にベリンガーの親会社として知られるドイツのMusic Group に買収されています。
1176-KT の599ドルという価格には、ベリンガーの規模と設備が大きく寄与しているものと思われます。
また1176-KT の競合製品としては、米国のWarm Audio がRev. D クローンのWA76 を599ドルで販売中です。
こちらはサウンドハウスが代理店ということもあり、米国価格に近い値段で販売されています。
ソース: Klark Teknik - 1176-KT
参考: ベステックオーディオ - 製品ページ / ブログ
Sweetwater - Klark Teknik 1176-KT Classic FET-Style Compressor
Warm Audio - WA76 Discrete Compressor
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