イタリアのGurus Amps が、ギターアンプの新製品5015を発売しました。エフェクターの性能を最大限に活かすために生まれた「ペダルプラットフォームアンプ」です。
ペダルプラットフォームアンプとは、海外のギターコミュニティでよく使われる言葉で、あらゆるエフェクターを余裕を持って受け止められるクリーンなアンプを指します。
古いものではウルトラリニア期のシルバーフェイス・フェンダーアンプやローランドJC-120、最近のものではSuhr Bella やFender Hot Rod DeVille ML 212などが該当します。
そんなペダルプラットフォームアンプ市場へGurus が送り込んだ5015は、片手で持てるランチボックス筐体に50W のパワーを内蔵。12AX7/ECC83 と5881/6L6GC を2本ずつ備えるフルチューブアンプです。
チャンネルは1つで、ノブもMaster、Volume、SexyTone の3つのみと超シンプル。
「セクシートーン」というユニークな名前のノブは、3種類のEQ フィルターを同時に調節するパッシブのトーンコントロールです。
また本体前面にエフェクトループを備えるのも、ペダルの使用を前提としたアンプらしい配慮と言えます。
入力端子はNormal とiChannel の2つ。iChannel は入力インピーダンスが低め(10K オーム)に設定されており、デジタルモデリングアンプやアナログのプリアンプを使う際に使います。
なおiPad を使う際は、別売のYケーブルを使ってエフェクトループに接続することを推奨しています。
寸法と重さは290 x 220 x 160mm、7kg。スピーカー出力は4/8/16オームに対応。製造国はイタリアです。
Gurus Amps 5015 は税込9万9000円前後で販売中。欧州で899ユーロ、米国で940ドル前後で売られていることを考えると、オカダインターナショナル扱いの商品としては良心的な価格設定と言えます。
ソース: Gurus Amps - 5015
参考: オカダインターナショナル - Gurus Amps 5015
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