Fulltone が新製品OCD V2 を発売しました。音質を一新するとともに、新開発の「エンハンスド・バイパス」を搭載して進化を遂げたバージョン2です。
OCD ことObsessive Compulsive Drive は、オーバードライブからディストーションまでカバーする、フルトーンの看板製品のひとつ。
これまでもV1.2やV1.7など小数点以下の細かいアップデートを繰り返してきましたが、今回は正式にV2 を名乗る、メジャーアップデートが施されました。
V1.x との大きな違いは、内部のスイッチでバイパス方式をトゥルーバイパスとエンハンスド・バイパスから選べるようになったことと、音質の刷新の2点。
エンハンスド・バイパスとは、いわゆるバッファードバイパスのこと。
フルトーンの創業者Mike Fuller 氏いわく、FET を使ったクラスA 回路によって「サウンドが蘇り、フレッシュで、よりパワフルになる」とのことです。
また音質については、V1.x ユーザーからの「音の粒が荒い」「ドンシャリすぎる」「低域が太すぎる」といった意見を元に一新。
マイク氏のヒーローであり、フルトーンからシグネチャーペダルを発売しているロビン・トロワー氏にV2 を渡したところ、「旧型OCD のようなケバケバしさが無いし、長年愛用している初期Fulldrive より気に入った」という感想が届いたとのことです。
さらに外観にも変化があります。V2 ではOCD のロゴが小さくなり、入出力端子の位置も筐体の中間に移動。そしてフットスイッチの下にBuilt in the USA という文章が入ります。
また箱のステッカーには、トゥルーバイパスとエンハンスドバイパスを選択できるという内容の文章が追加されています。
フルトーンOCD V2 は定価139ドル、直販価格118.15ドルで販売中。この価格はV1.x と同じです。
V1とV2の音質がどれほど違うのか、そしてエンハンスド・バイパスの効果がどれほどのものなのか、比較動画が待たれます。
6月20日追記:国内では6月30日(金)発売予定。実勢価格は税込1万8000円前後です。
ソース: Fulltone - OCD V2
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