去る2017年7月8日に、サウンドハウスが米Quilter Amps と代理店契約を締結しました。
Quilter (クィルター) は、世界的なプロオーディオメーカーQSC の共同創業者で、現在は同社の取締役会長を務めるPatrick Quilter 氏が立ち上げたギター&ベースアンプメーカー。
Pat 氏の45年以上におよぶ経験を元に、ソリッドステート回路を使った軽量かつ高出力なアンプを生み出しています。
製品の一部を紹介すると、まずギター用ヘッドで最も軽量コンパクトなのが101シリーズ。
ラインナップは出力100W の101 Mini Head と、50W の101 Reverb の2モデルを用意します。
ともに出力パワーを可変できるとともにヘッドフォン端子も備え、静かに練習やレコーディングが可能です。
寸法は約W21 x D14 x H8cm、重さは約900g。ギグバッグのポケットやペダルボードにも収まるコンパクトさです。
またいずれも米国生産ながら、定価はMini Head が299ドル、Reverb が399ドルと手頃なのも嬉しいところです。
101シリーズではパワーが足りないという場合は、より高出力なBlock シリーズがあります。
こちらのラインナップは、ギターアンプが今年5月発売の最新モデルOverDrive 200 と、2016年発売のTone Block 201 およびPro Block 200、ベースアンプがBass Block 800 の全4モデル。
出力はギターアンプが200W、ベースアンプが800W です。
寸法はOverDrive が約W22 x D15 x H8cm、残りの3モデルが約W21 x D19 x H8cm。重さはいずれも約1.8kg。
定価はOverDrive が549ドル、Tone Block が449ドル、Pro Block が499ドル、Bass Block が599ドルです。
また本記事の公開時点でサウンドハウスは扱っていませんが、海外ではコンパクトエフェクターサイズのパワーアンプMicroBlock 45 も販売しています。
今年3月発売の新製品で、定価は149ドル。出力45W のクラスD パワーアンプを内蔵します。
今回はヘッド型の製品を採り上げましたが、クィルターはこの他にもコンボアンプやスピーカーキャビネットなど幅広い製品を揃えています。
興味の湧いた方は、下のサウンドハウスおよびクィルター公式サイトへどうぞ。
ちなみにTone Block の公式動画でギターを弾いているのは、日系アメリカ人のケニー・エチゼンさん。
両親が日本人の日英バイリンガルで、公式サイトも日本語に対応しています。
ソース: サウンドハウス - 「Quilter」輸入総代理店開始のお知らせ
参考: Quilter Labs
Kenny Echizen (Instagram)
サウンドハウス - Quilter 一覧
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