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2014/10/11

Fractal Audio FX8 は2014年Q4発売、直販1350ドル。アンプの操作もできるMIDI対応マルチエフェクター


Fractal Audio が、初のマルチエフェクターFX8 Multi-Effects Pedalboard を2014年第4四半期に発売予定と発表しました。定価は1999.95ドル(約21万5000円)。直販価格は1349.95ドル(約14万5000円)。







以下Fractal のリリース抄訳:

FX8 はFractal 初のフロアタイプのエフェクト専用ユニット。最大8種類の「Fractal 品質」のエフェクトを同時に使用できます。

搭載するエフェクトは22種類。内訳は、Chorus*、Compressor*、Delay*、Drive*、Enhancer、Filter*、Flanger*、Formant、Gate、GEQ*、Megatap、Multidelay、PEQ*、Phaser*、Pitch、Reverb*、Ringmod、Rotary、Synth、Trem/Pan、Volume、Wah*。*つきのエフェクトは、後述のXY スイッチングに対応します。

筐体には丈夫なスチール製シャーシと航空機グレードのアルミ製エンドパネルを採用。便利なトップハンドルや、トラブルの原因になりうる機械式接点を持たない、静かで信頼性の高いソリッドステートフットスイッチ、3色に光る27個のLED、明るいディスプレイの下の5個のノブ、グランドループ由来のハムノイズを防ぐHumbuster 出力(要専用ケーブル)、アンプのチャンネル切り替え用デュアルTRS リレイ、2個のスイッチ/エクスプレッションペダル端子、USB 端子、MIDI 端子などを備えます。

FX8 はユニティゲインになるようデザインされ、バイパス方式はトゥルーバイパス。これらによって高品質な信号経路を実現し、超低ノイズかつ純粋なサウンドを提供します。つまり「音ヤセなし!」ということです。

オンボードプリセットメモリにより、128種類のペダルボード設定を保存できます。全プリセットの全エフェクトが、接続方法をシリーズ(直列)とパラレル(並列)から選択できます。またオプションの「4ケーブル」セットアップを使うと、各エフェクトをプリ(ギターとアンプの間)とポスト(アンプのセンドリターン)のどちらに置くかも選べます。

(筆者注:4ケーブルとは、4ケーブルメソッドや4CMとも呼ばれる、マルチエフェクターの機能および使い方。ブースターやオーバードライブなどアンプの前に置きたいエフェクトと、ディレイやリバーブなどアンプのエフェクトループに入れたいエフェクトを個別に設定できるので、綿密な音作りが可能になります。

4CM 非対応のマルチエフェクターの場合は、アンプのループに入れるとディレイのかかりは良いがブースターが音量アップにしかならず、逆にアンプのインプットにつなぐとブースターでゲインアップはできるものの、ディレイのかかり方がループに入れた時と変わってしまうなど、すべてのエフェクトを生かすことが難しくなります。

下は筆者作の4CM 図。ケーブルを4本使うので4ケーブルと呼ばれます。矢印がケーブルと信号の方向です。ペイントで作ったので品質はお察しください。)


FX8 のストンプボックスモードを使うと、伝統的な「タップダンス」方式のエフェクト切替と、設定した8種類の「シーン」の呼び出しのどちらかが可能です。

また多くのエフェクトが「XY スイッチング」に対応。1つのドライブペダルでオーバードライブとファズを切替えたり、1つのリバーブでホールとスプリングを切替えることなどが可能です。

加えて非常に柔軟な「modifier」システムにより、リアルタイムにサウンドを変えられます。FX8 に2個のエクスプレッションペダル(発売予定のEV-1のような!)を繋ぎ、ワウやワーミー、ボリュームなどを操作できるほか、自動化したダイナミックエフェクト用のMIDI やオンボードコントローラーに割り当てることも可能です。

ほか正確なチューナー、2つのグローバルイコライザー、単体のグローバルステレオルーパー(4分、モノラル時は8分)も搭載します。

(下はFractal EV-1の画像。Axe-Fx II wiki より。おそらくプロトタイプです)



FX8 にはフル機能のソフトウェアエディターFX8-EDIT が無償で同梱されます。また他のFractal Audio 製品と同じく、FX8 はプリセットのシェアやバックアップ、レストアなどが可能なFractal-Bot と完全な互換性があります。さらに将来的にはファームウェアアップデートで新機能を提供する予定です。

More Coverage: FX8 One-Sheet (PDF)

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