英国のエフェクターメーカーOrigin Effects が、コンプレッサーペダルCali76 にゲルマニウムトランジスタを採用した限定モデルを発売しました。
ラインナップはコンプレッサー単体のCali76-G と、ブースト機能つきのCali76-G-P の2モデル。ともに100台限定販売です。
Cali76 はスタジオコンプレッサーの名機UREI 1176 のサウンドを目指したフロア型ペダル。
1176 は米UREI 社が1968年に発売した、世界初の完全ソリッドステート回路のコンプレッサー。今日まで多くのレコーディングスタジオで使われています。
現在はUREI の創業者Bill Putnam 氏の息子2人が設立したUniversal Audio から復刻モデルが販売中です。実勢価格は25万円前後。
今回のCali76 限定モデルは、NOS ゲルマニウムトランジスタを採用した1960年代スタイルの完全バランス型クラスA 出力段を搭載。
Origin いわく「60年代のリッチなハーモニクス、スムースなクリッピング、音楽的なコンプレッションを完全に獲得」しています。
またギター/ベースアンプのほかミキサーやオーディオインターフェイスにも対応し、出力端子は刺したケーブルに応じてアンバランスとバランス接続を自動で切り替えます。
ブースト機能つきのCali76-G-P は最大9db のクリーンブーストが可能なほか、Headroom Adjust ノブでクリッピングのしやすさも調節できます。
加えてG-P はパラレル(並列)コンプレッションも可能。コンプレッションされた信号にDry ノブで原音を加えることで、より自然なダイナミクスを得られます。
直販価格はCali76-G が464ドル(約5万5000円)、Cali76-G-P が599ドル(約7万11000円)。今のところ国内代理店の宮地楽器のサイトには掲載されていません。
このほかCali76 はライン信号対応モデルやLundahlトランス搭載モデルなど、仕様の異なる複数のモデルが販売中です。
参考:宮地楽器
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