米EarthQuaker Devices のフラグシップモデルHoof Fuzz。海外のギターフォーラムでオススメのマフ系ファズを聞けば、必ず名前が挙がる人気ペダルです。
そのHoof のベースとなったのはEQD いわくグリーンロシアンマフですが、しかし日本ではラムズヘッド系ペダルとして知られています。
なぜ公式と異なる説明が日本で広まったのか調べたところ、その理由は国内代理店にありました。
上の画像はEQD の製品ページ。「based on character of the classic green Russian muff」(クラシックなグリーンロシアンマフのキャラクターを元に)と書かれています。
一方でEQD の国内代理店LEP International (One Control / Ninevolt) の製品ページには「BIG MUFF(ラムズヘッド)を元に」と書かれています。
海外メーカーの代理店を務める会社が、「Green Russian Muff」を「ラムズヘッド」と読み間違える可能性は低いと思われるので、おそらくレップインターナショナルは意図的にラムズヘッドと書いていると思われます。
ではなぜラムズにする必要があったのでしょうか?これは筆者の推測ですが、おそらくロシアンマフよりも希少で、中古が10万円以上で取引されているラムズと謳ったほうが「刺さる」人が多く、売れると判断したものと思われます。
売るためなら製作者の意図を捻じ曲げるのもいとわないという姿勢は、レップの考える商売人としては正しいのかもしれませんが、人としてはいかがなものでしょうか。
またメーカーHP を見ればすぐに嘘だと分かる内容を堂々と載せているのは、日本人は英語が苦手だから分かるまいとバカにされているような気がします。
なおレップはHoof の他にも、スプロ系ペダルのMad Professor Sweet Honey Overdrive をダンブル系と説明しています
これらの前科から、レップが代理店の海外製品を買う際は、説明が正しいかどうか事前にメーカーサイトで確認する必要がありそうです。
今回はわかりやすい例としてレップをとりあげましたが、他にもメーカーとは異なる説明をしている代理店や販売店はあるかもしれません。
そんなところはごく一部のみと信じたいところですが、気になる海外メーカーの製品がある場合は、自己防衛のためにも本家サイトで確認することをおすすめします。
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