カナダのエフェクターメーカーEmpress Effects が、同社初のリバーブペダルReverb を5月31日に発売します。
ステレオ入出力が可能なほか、タップテンポ可能なディレイ+リバーブを含む多彩なモード、プリセット機能、MIDI 対応など、超多機能なデジタルリバーブです。
Empress Reverb の概要は、
- スタジオ品質の24アルゴリズムと演算:12種類の基本アルゴリズムを搭載し、そのうちのいくつかは複数のバリエーションを用意。例を挙げるとVintage とVintage Plate、Dark とBright のSpring など。アルゴリズムはSD カードで追加可能。
- 美しいクラシックサウンド:数倍の価格のスタジオ機器に比肩する品質の、クラシックなホール、プレート、スプリング、ルーム。
- アンビエントサウンド:想像力豊かなプレイヤーに広大な探査領域を提供する、調節範囲の広いアンビエント・サウンド
- かんたん操作:すべての調節可能な項目は筐体上のノブに割り当てられているので、階層メニューを探すことなく設定可能
- タップ機能:多くのアルゴリズムが無限ホールドまたはディレイタイムのタップ入力に対応
- ローノイズな信号経路:S/N 比 >104dB、原音をデジタル変換しないアナログ・ドライ・パス
- 最大35プリセット:設定を35種類まで保存可能。3つのフットスイッチで呼び出しも容易
- 2つのプリセットモード:バンク方式またはスクロール方式から選択可能
- トゥルーバイパスとバッファードバイパス:バイパス方式をトゥルーバイパスとエフェクトオフ時に残響音が切れないバッファードバイパスから選択可能
- キャビネット・シミュレーター:3種類のキャビネットモードを備え、アンプを使わない録音、練習、ライブに対応
- 出力トランス:トランスで絶縁されたOutput 2端子。グラウンドループを防ぎ、2台のアンプを使ったステレオ使用時にハムノイズを低減。
- 卓越した接続性:エクスプレッションペダルやタップテンポスイッチ、CV (Control Voltage)、外部オーディオ入力、MIDI に対応*する、1/4" フォーンのユニヴァーサル・コントロール端子
- 高度な設定メニュー:このメニューではトゥルー/バッファードバイパス、0-35プリセット、MIDI 設定、コントロール端子設定、プリセットモード選択、入力信号のPAD、出力トランスのオンオフなどが可能
- コンパクト:機能を考えると驚異的に小さい、約14.5 x 9.5 x 4.5cm の筐体
*MIDI を使うには別売のEmpress Midibox (直販49ドル) を買うか、変換アダプタを自作する必要があります。
搭載する12アルゴリズムの内訳は、ホール、プレート、スプリング、ルーム、スパークル、モジュレーション、アンビエント・スウェル、ディレイ+リバーブ、リバース、ゴースト、ローファイ、ビール (!?)。
電源は9V-12V DC のパワーサプライに対応。消費電流は300mA です。
Empress Effects Reverb の直販価格は449ドル(約4万9000円)。発売日は2016年5月31日。
機能と価格ともにStrymon BigSky がライバルといえるエンプレス・リヴァーブ。比較デモの公開が待たれます。
5月19日追記:エンプレスが基板画像を公開しました。32bit プロセッサ、16MB RAM、48kHz / 24bit サンプリングといった仕様が読み取れます。
7月8日追記:国内販売が始まりました。実勢価格は税別5万8000円です。
ソース: Empress Effects - Reverb
参考: Empress Effects Support - MIDI 変換アダプタの作成方法
TGP - Empress Effects Reverb (Stereo & MIDI compatible) #152
アンブレラカンパニー - エンプレス リバーブ
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